<日本製映画>の読み方

1980-1999

武藤起一/森直人/フィルムアート社編集部=編
発売日
1999年6月
本体価格
2,000円+税
判型
A5判・並製
頁数
200頁
ISBN
978-4-8459-9995-8
Cコード
C0074
刷数
3刷
備考
品切

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80年代以降の〈日本製映画〉の軌跡を、代表作家や問題作をピックアップして紹介。物語性、セクシュアリティ、俳優、背景などをキーワードに解読する。ボーダーレス化が進み混沌とした状況を見据えた日本映画の未来に迫る。

目次

Ⅰ 〈日本製映画》の論争的作品
01 爆裂都市
02 家族ゲーム
03 コミック雑誌なんかいらない!
04 ゆきゆきて、神軍
05 鉄男TETSUO
06 あの夏、いちばん静かな海
07 月はどっちに出ている
08 病院で死ぬということ
09 トカレフ
10 渚のシンドバッド
11 スワロウテイル
12  CUREキュア
13 萌の朱雀
14 由美香

 

Ⅱ 80-90年代を代表する注目の作家たち①
01 青山真治
02 岩井俊二
03 矢口史靖
04 是枝裕和
05 橋ロ亮輔
06 松岡錠司
07 塚本晋也
08 瀬々敬久
09 阪本順治
10 石井聰亙
11 山本政志
12 周防正行
13 黒沢清
14 金子修介
15 滝田洋二郎
16 崔洋一
17 相米慎二
18 北野武
19 石井隆

Ⅲ 日本/映画シーンを読む9の視点①
01 風景   アジアン・バロックへ   阿部嘉昭
02 ジャンル 負のマイルストンを超えて 上島春彦
03 アート系 表層への〈映像第一主義〉 杉原賢彦
04 政治  “政治”はどこへ消えたのか 田中眞澄
05 回帰現象 〈ネオ六○/七○年代映画〉の台頭 森直人

Ⅳ 80-90年代を代表する注目の作家たち②
20 仙頭直美
21 古厩智之
22 石井克人
23 大谷健太郎
24 サブ
25 平野勝之
26 篠崎誠
27 篠原哲雄
28 中田秀夫
29 サトウトシキ
30 園子温
31 庵野秀明
32 諏訪敦彦
33 三池崇史
34 佐藤寿保
35 林海象
36 望月六郎
37 佐野和宏
38 竹中直人
39 長崎俊一
40 大森一樹
41 井筒和幸
42 中原俊
43 森田芳光
44 高嶺剛
45 市川準
46 高橋伴明
47 原一男
48 原田眞人
49 宮崎駿
50 石井輝男

Ⅴ 日本/映画シーンを読む9の視点
06 監督・プロデューサー 究極のインディペンデントへ  武藤起一
07 俳優         脱スター以降の個性派たち   金澤誠
08 ピンク史       どっこい生きてる、ピンク映画 切通理作
09 配給・興行・観客   ミニシアターとシネコン    武藤起一

Ⅵ これだけは押さえたい日本映画史  佐崎順昭

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