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京大的文化事典

自由とカオスの生態系

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タテカン、こたつ、西部講堂、吉田寮…など、京都大学の「自由の学風」に育まれてきた、ときにカオスでしかし実は大学自治の文脈に根ざした数々の文化たち──そんな「京大的」としか形容しようのない独特な文化を50の項目から大紹介!

作家、森見登美彦さんのインタビュー
「『京大』と『自由』の語りづらさについて」収録‼

入試になると現れる折田先生像、大学の地下で夜な夜な開店するバー、キャンパスに突如現れるやぐらやこたつ、あるいはタテカンが並ぶ石垣の上のカフェ、伝説的なライブや演劇が行われてきた西部講堂に、独自の自治空間を育んできた吉田寮などなど、京都大学にはちょっと変わった空間や風習が数多くあります。
そういった発想や表現を可能にしているのは大学のもつ「自由」という土壌なのではないか──さまざまな事象を「京大的文化」としてまとめることで、管理強化されていく社会や無菌化されていくかに思われる大学キャンパス、そんな窮屈さから解き放ってくれる「自由」の価値を問い直します。

【本書で紹介される「京大的文化」ワード】
折田彦市/折田先生像(銅像)/折田先生像(ハリボテ)/当局の看板/折田先生を讃える会/教養部/森毅/バーケード・ストライキ/A号館/A地下/きりん/国際高等教育院構想/変人講座/西部講堂/MOJO WEST/西連協/CRY DAY EVENT/大屋根/RADIO FREEDOM/やぐら/こたつ/小屋/石垣★カフェ/くびくびカフェ/きんじハウス/ブンピカ/サウンド・デモ/総長団交/吉田寮/吉田寮食堂/厨房/旧印刷室/オールジェンダートイレ/ストーム/吉田寮祭/熊野寮/熊野寮祭/KMN48/ガサ入れ/地塩寮/WEEKEND CAFE/タテカン/ごりらとスコラ/吉田寮第二次在寮期限/百万遍クロスロード/くまのまつり/ワークショップくまの/オルガ先生像/卒業式コスプレ/京都大学新聞

目次

●はじめに

●京大キャンパスマップと京大ざっくり年表

●序章:折田先生像と「自由」
折田彦市/折田先生像(銅像)/折田先生像(ハリボテ)/当局の看板/折田先生を讃える会
コラム「自由の学風」

●1章:教養部とA号館
教養部/森毅/バーケード・ストライキ/A号館/A地下/きりん/国際高等教育院構想/変人講座
コラム「教養部解体」

●2章:西部講堂
西部講堂/MOJO WEST/西連協/CRY DAY EVENT/大屋根/RADIO FREEDOM
コラム「学生など当事者」

●3章:やぐらとこたつ
やぐら/こたつ/小屋/石垣★カフェ/くびくびカフェ/きんじハウス/ブンピカ/サウンド・デモ/総長団交
コラム「こたつから始まる自治」

●ここでちょっとお勉強1:学問の自由と大学の自治

●4章:自治寮
吉田寮/吉田寮食堂/厨房/旧印刷室/オールジェンダートイレ/ストーム/吉田寮祭/熊野寮/熊野寮祭/KMN48/ガサ入れ/地塩寮/WEEKEND CAFE
コラム「「住む」を問い直す場所」

●ここでちょっとお勉強 2:京大と大学改革

●5章:受け継がれ、生み出される空間
タテカン/ごりらとスコラ/吉田寮第二次在寮期限/百万遍クロスロード/くまのまつり/ワークショップくまの/オルガ先生像/卒業式コスプレ/京都大学新聞
コラム「長い歴史のなかの「今」を見る」

●終章:今は個々バラバラの細流であっても

●インタビュー:森見登美彦氏に聞いてみた
「京大」と「自由」の語りづらさについて

●京大的文化の主なできごと年表

●あとがき

PROFILE

【著者】
杉本恭子(すぎもと・きょうこ)

同志社大学大学院文学研究科新聞学専攻修了。学生時代は、同大の自治寮に暮らし、吉田寮や熊野寮、ブンピカなどで自治を担う京大生とも交流した。現在は、フリーランスのライターとして活動。アジールとなりうる空間、自治的な場に関心をもちつづけ、寺院、NPO法人、中山間地域でのまちづくりを担う人たちなどのインタビュー・取材を行っている。

京大的文化事典
自由とカオスの生態系

杉本恭子=著

  • 四六判|304頁(予定)|予価 2,000円+税|ISBN 978-4-8459-1823-2

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