USムービー・ホットサンド

2010年代アメリカ映画ガイド

グッチーズ・フリースクール=編著
降矢聡/山崎まどか/篠儀直子/結城秀勇/鍵和田啓介/村山章/中西香南子/樋口泰人/真魚八重子/西田博至/長谷川町蔵/土田環/川口敦子/入江哲朗/ジャッキー・ゴルベール/松井宏/金原瑞人/岡村詩野/中川大地/吉川悠/三浦哲哉/鈴木透/aggiiiiiii/鈴木了二/ケリー・ライヒャルト/ボー・バーナム/カイル・マーティン/クリストファー・ブローヴェルトほか=著
発売日
2020年3月7日
本体価格
2,000円+税
判型
B5変形・並製
頁数
234頁
ISBN
978-4-8459-1907-9
Cコード
C0074
刷数
2刷

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未公開映画配給・上映活動で、いま日本中を沸かせるグッチーズ・フリースクール発!
2010年代アメリカ映画を味わい尽くすための、ポップでクールなムービーハンドブック!!

2010年代のアメリカ、そして2010年代のアメリカ映画には、様々な変化があり事件があった。
簡単には笑い飛ばせない悲しい事柄も、忌まわしい事件もあった。
それでも、2010年代のアメリカ映画は、やっぱり、あまりに面白い!

本書では、同時代のアメリカの社会や文化状況、新しい傾向を掘り起す映画作家たちへの関心、制作にまつわる様々な背景の分析、そして私たちを魅了する俳優/スターたちを巡る議論とともに、バラエティに富んだグッチーズ・フリースクール独自の視点で混迷と興奮の2010年代アメリカ映画を味わい尽くします。

長編映画や未公開作、アニメーション、連続ドラマなど、あらゆる映像作品を一括りに扱った本書は、Netflixをはじめ動画配信サービスが全盛の昨今、アメリカ映画ファン垂涎の1冊となるでしょう。

2010年代は終わったけれど、2010年代アメリカ映画はまだ何も終わってません。
2010年代アメリカ映画をもっともっと味わい尽くすためには必携の、グッチーズ・フリースクール公式の映画教科書、ついにお届けいたします!!

グッチーズ・フリースクールの公式サイト
https://gucchis-free-school.com

ライブ配信読書会 〜10年代のアメリカ映画と20年代の映画のこれから〜

出演者:
三宅唱(映画監督)、野村由芽・竹中万季(She is)、福富優樹(Homecomings)+サヌキナオヤ(イラストレーター)、巽啓伍(never young beach)、國宗陽子(株式会社トランスフォーマー)&吉田夏生(国立映画アーカイブ)、ペップ(cinemactif &ツイシネ)、宇多丸(ライムスター)

※本動画は4/18に行われたライブ配信に編集を加え、出演者の許諾のもとに公開しています。
※URLによるリンクを除く、無断転載・複製・改変・配布等の一切を禁じます。

メディア掲載


目次

■Chapter 01
ライフ/エンタメ/ヒストリー
——テーマから見る2010年代アメリカ映画

American Life
タウン映画
ファミリー映画
ティーン映画
職業映画

“ほぼ”U25 注目俳優相関図

American Entertainment
ギャンブル映画
スポーツ映画
ショービジネス映画

American History
金融・IT映画
犯罪・陰謀映画
戦争映画
フロンティア映画

[補論]物語は、まだ途中
──2010年代アメリカ映画と人種、ジェンダー、政治 鈴木透

■Chapter 02
アメリカン・フィルムメイカーズ
——2010年代の映画監督たち

2010年代の開拓者たち
デヴィッド・ロバート・ミッチェル 山崎まどか
デヴィッド・ロウリー 篠儀直子
フィル・ロード&クリストファー・ミラー 結城秀勇
デイミアン・チャゼル 村山章
アレックス・ロス・ペリー 鍵和田啓介

[Pick Up]
インタビュー ケリー・ライヒャルト
──様々な変化と選択に、私は開かれていたい
抵抗としての静かな彷徨
──ケリー・ライヒャルト 監督について 中西香南子

2010年代の新星たち
アリ・アスター
ロバート・エガース
グレタ・ガーウィグ
ジョナ・ヒル
バリー・ジェンキンス
ジョーダン・ピール
ブーツ・ライリー
ジェレミー・ソルニエ
トレイ・エドワード・シュルツ
オリヴィア・ワイルド
S・クレイグ・ザラー
ボー・バーナム

[Pick Up]
インタビュー ボー・バーナム──YouTuber時代の親密さ

2010年代の巨匠たち
ロバート・ゼメキス 樋口泰人
クエンティン・タランティーノ 真魚八重子
デヴィッド・O・ラッセル 川口敦子
デヴィッド・フィンチャー 西田博至
M・ナイト・シャマラン 長谷川町蔵
フレデリック・ワイズマン 土田環
クリストファー・ノーラン 入江哲朗

■Chapter 03 シチュエーション/プロダクション
——現代アメリカ映画のバックグラウンド

アメリカン・コメディの現在
[論考] 2010年代のアメリカン・コメディ、アパトー以後の時代 ジャッキー・ゴルベール(須藤健太郎=訳)
[論考] アダム・マッケイ、あるいはコメディと政治 松井宏

映画製作・現場からの視点
[インタビュー] カイル・マーティン(映画プロデューサー)
[インタビュー] クリストファー・ブローヴェルト(撮影監督)

2010年代映画製作会社と映画祭
Research!! 2010’sアメリカン・ムービー・プロダクション/アメリカ映画祭ガイド

■Chapter 04
カルチャーズ&ムーヴィーズ
——アメリカ文化とアメリカ映画

小説と2010年代アメリカ映画 金原瑞人
音楽と2010年代アメリカ映画 岡村詩野
ゲームと2010年代アメリカ映画 中川大地
コミックと2010年代アメリカ映画 吉川悠
フードと2010年代アメリカ映画 三浦哲哉

2010年代アメリカ映画と〇〇〇〇〇を考えるための3作品

■Chapter 05
トーク・アバウト・ムービーズ
——2010年代アメリカ映画について語ろう

[座談会] キャメロンの引退、アダムの登場──2010年代アメリカ映画俳優について語ろう
[座談会] アメリカ映画という迷宮都市へ、ようこそ!──2010年代アメリカ映画の風景

■Chapter 06
ムービーズ・ディテール
——より深くアメリカ映画を知るための雑学
2010年代アメリカ映画雑学集
2010年代アメリカ映画のためのブックガイド

著者略歴

プロフィール

Gucchi’s Free School(グッチーズ・フリースクール)
2012 年頃から活動し始めた日本未公開の映画を紹介する偽の学校。上映・配給・ソフト化、ときおり映画雑誌「ムービーマヨネーズ」を作ったりする。配給作品に『アメリカン・スリープオーバー』(10)、『タイニー・ファニチャー』(10)、『キングス・オブ・サマー』(13)などがある。HPにて最初に紹介した映画はノア・バームバックの『ベン・スティラー 人生は最悪だ!』(10 /紹介した当時は未公開・未ソフト化だった)。
オフィシャル・サイト:https://gucchis-free-school.com
公式Twitter:@gucchi_school