いま、ここからの映像術

近未来ヴィジュアルの予感

瀧健太郎/フィルムアート社編集部=編
発売日
2009年2月
本体価格
1,700円+税
判型
四六判・並製
頁数
208頁
ISBN
978-4-8459-0925-4
Cコード
C0074
備考
品切

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あなたに必要なヴィジュアルとは?

異なる映画鑑賞の仕方、異なる映画制作のアプローチを横断的に俯瞰して、激動のいま、一人ひとりに本当に必要なヴィジュアル表現はあるのでしょうか? この本をきっかけとして、読者の方一人ひとりが“近未来”のありうべき映像を発見していってください。

目次

いま、ここからの映像術とは?
Idea Flash
いかにしてインスピレーション
を生み出すか?
妄想を別のものに
個性を作らない、発見する
超俯瞰&スーパーフラットにしてみる
自分の喪失/抑圧体験をいかす
戦略的にバカになる
時間を作り変える
インパクトのある場所を見つける
モチーフを発明しない、発見する
笑いに変える
ストーリーではなく、人物から始める
世界水準で考える
劇映画/ドキュメンタリーを作る
企画で、発想のチェック
脚本は、本当に必要かコントロールしない演出
撮影の基本は、今も三脚
編集はリズムである
かすかな音入れが、勝負
ドキュメンタリーは格闘である
実験映像を作る
長回し=凝視
引用/転用/サンプリング
ノイズ/傷/歪み
ミミック=擬態する
破壊的機能停止
いま、ここで
ネットワーク化
ケータイ/デジタル写真/iPod
ミュージックビデオの未来
CGの可能性
発表
style 注目の作家スタイル17
ジャ・ジャンクー
ペドロ・コスタ
ワン・ビン
ロベール・カエン
フィッシュリ&ヴァイス
タナダユキ
松江哲明
ミシェル・ゴンドリー
山下敦弘
石井裕也
横浜聡子
ジュン・グエン=ハツシバ
ハルン・ファロッキ
荻上直子
井土紀州
藤原敏史
チャールズ&レイ・イームズ
Sample これが近未来映像8
『接吻』
『剥き出しにっぽん』『ジャーマン+雨』
『エレファント』
『太陽』
『いま ここにある風景 エドワード・バーティンスキー:
マニュファクチャード・ランドスケープ「CHINA」より』
『きまぐれロボット』
『トウキョウソナタ』
『秘密のかけら』
Q and A 近未来映像への17の質問
年間三万人も自殺する戦場のような日本をどう撮りますか?
ショートムーヴィーはなぜ流行るのですか?
ストリーミング配信・インタラクティヴの未来形は?
映画コンクールに入選するにはどうしたらいいですか?
実験映像のコンペティションに入選するにはどうしたらいいか?
どういう機材を買えば、安価に映像ができますか?
映像でしか表現できないものってなんですか?
面白くない映画とは?
どうやったら俳優や事物の存在感を写せますか?
会話のセリフを決めるには、どうしたらいいですか?
役者やスタッフなど、コラボをどうすればいいですか?
出来上がった映像が気に入らないとき、どうすればいいですか?
演出で一番、気をつけることは?
撮影中の偶然の出来事をどう受け止めたらいいですか?
建築と映像が何か関係してきますか?
映像のフレームはなぜ四角なのでしょうか?
映像に未来はありますか?

プロフィール

[著]
瀧健太郎
ヴィデオアートの設置・上映作品を手がけ、賞歴にボーフム国際ビデオ祭企画者賞、BIXメディアコンペティション最優秀賞など。ビデオアートセンター東京代表。早稲田大学川口芸術学校客員講師。

瀧健太郎/藤原敏史/野本大/井土紀州/森直人/松島政一/伊藤克則/金原由佳/月永理絵/藤井光