孤高の騎士クリント・イーストウッド

マイケル・ヘンリー・ウィルソン=編
石原陽一郎=訳
発売日
2008年7月
本体価格
2,500円+税
判型
菊判・並製
頁数
352頁
ISBN
978-4-8459-0819-6
Cコード
C0074
刷数
2刷
備考
品切

その他のネット書店から購入

「わたしは自分がなりたいと思った、そのとおりの人間だ」アメリカン・ドリームの実現者が、監督作を中心に語る。カイエ・ドゥ・シネマ発、初の本格インタビュー集!

孤高のシネアストが明かす、
不屈の映画人生

彼はハリウッドで大人の鑑賞に耐える映画を撮っている最後の人たちのひとりでもある。
そして、おそらく、フォード、ウォルシュ、キャプラ、ウェルマンといったかつての巨匠たちと張り合うことのできる唯一の存在だ。
これまで以上に、彼は孤高だ。
意外性に満ち、分類不可能で、かけがえのない存在なのだ。
―― 序論「孤高の騎士」より

目次

Photo Selection 1――少年時代から俳優デビューまで
序論――孤高の騎士 byマイケル・ヘンリー・ウィルソン
1 成功も失敗も、すべて私ひとりで引き受ける
『恐怖のメロディ』から『センチメンタル・アドベンチャー』まで【1984年11月】
2 作品そのものに語らせなければだめなんだ
『ペイルライダー』 【1985年4月】
3 イデオローグとしてではなく、一市民として政治に関わっている
カーメル市長当選――映画から政治へ 【1986年7月】
4 理想主義的なところのある夢が好きだ
『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』 【 1986年11月】
5 ジャズを通じて違う自分になれる
『バード』【 1987年11月】
6 最後の西部劇としてうってつけのテーマ
『許されざる者』 【1992年7月】
7 人生はお伽話じゃない!
『パーフェクト・ワールド』【1993年12月】
8 セルジオ・レオーネ、ドン・シーゲル、その他の監督たち
『ホワイトハンター ブラックハート』 【1994年3月】
Photo Selection 2――俳優イーストウッドの軌跡
9 真実は芸術と同じで、見る人のまなざしの中にしかない
『マディソン郡の橋』『真夜中のサバナ』 【1998年1月】
10 わたしには新たなチャレンジが必要だ
『トゥルー・クライム』『スペース・カウボーイ』【1999年3月】
11 いつも犠牲者たちに魅せられてきた
『ミスティック・リバー』 【2003年4月】
12 これは天使たちのいたずらにちがいない
『ミリオンダラー・ベイビー』 【2005年2月】
13 わたしは運命だけに導かれて、ここまできた
『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』【2006年10月】
謝辞
訳者あとがき
年譜・フィルモグラフィ
映画題名索引

プロフィール

[編]
マイケル・ヘンリー・ウィルソン(Michael Henry Wilson)

1946年パリ生まれのフランス人。1972年から「ポジティフ」に執筆し、同誌のアメリカ特派員となる。主著に『ドイツ表現主義映画』、『ラオール・ウォルシュ あるいは失われた大陸の物語』、『ジャック・ターナー 暗示の魔術』、『マーティン・スコセッシとのインタビュー』(いずれも未邦訳)。脚本作品として『セックス調査団』(アラン・ルドルフ監督)、監督作品として『映画百年 アメリカ編』(マーティン・スコセッシとの共同脚本・演出)、『クンドゥンを探して』、『単独行動者クリント・イーストウッド』などがある。スコセッシとのコラボレーションは、現在もイギリス映画史についてのドキュメンタリーというかたちで継続中。

[訳]
石原陽一郎

1962年生まれ。フランス文学、映像論。著書に『タッチで味わう映画の見方』、訳書にフレデリック・ストロース編『ペドロ・アルモドバル 愛と欲望のマタドール』(ともにフィルムアート社)、ジル・ドゥルーズ『シネマ2*時間イメージ』(共訳、法政大学出版局)など。