ピカソ、モネ、ルノワール、葛飾北斎、伊藤若冲、熊谷守一……
長生きした画家たちは、晩年期の作品の題材に何を選び、どのように画業と向き合ったのか?
巨匠たちの晩年の作品や創作活動を見つめ、「アート」と「生き方」について考える。
養老孟司さん推薦!!
「どこまでも仕事をし続ける。画家にはそれができる。長寿の画家が目立つのは、長い時間にわたって仕事ができたからである。
この本は人生と仕事を考えたいと思っている、すべての人に贈られたものだと言えよう。」
ピカソや葛飾北斎など、誰でも名前は知っている西洋と日本美術史の巨匠(画家)たちが、老境を迎えたときにどういう晩年を過ごしたか、という点を、最晩年の作品とともに紹介します。
老境の時期にフォーカスしたときに見えてくる「人間らしさ」から、高名な芸術家たちも決して超人的な天賦の才に恵まれた特別な人間ではなく、私たち同様に悩んだり死に怯えたりする存在であるという気づきが得られ、さらに死ぬ間際まで現役であり続けた個性豊かな15名の老境の気持ちをドラマティックに感じることができます。
近代絵画の再入門としてはもちろん、人生100年時代の到来に向け年を重ねていこうとしている人たち、第一線から退き第二の人生を考え始めている人たち、ゆとりを持ちたいと思う方たちに是非読んでほしい1冊。
【本書で扱われる画家】
ゴヤ (1746年3月30日 – 1828年4月16日) 82歳没
ターナー (1775年4月23日 – 1851年12月19日) 76歳没
ドガ (1834年7月19日 – 1917年9月27日) 83歳没
モネ (1840年11月14日 – 1926年12月5日) 86歳没
ルノワール (1841年2月25日 – 1919年12月3日) 78歳没
ムンク (1863年12月12日 – 1944年1月23日) 80歳没
マティス (1869年12月31日 – 1954年11月3日) 84歳没
ルオー (1871年5月27日 – 1958年2月13日) 86歳没
ピカソ (1881年10月25日 – 1973年4月8日) 91歳没
シャガール (1887年7月7日 – 1985年3月28日) 97歳没
伊藤若冲 (1716年3月1日 – 1800年10月27日) 84歳没
葛飾北斎 (1760年10月31日 – 1849年5月10日) 88歳没
横山大観 (1868年11月2日 – 1958年2月26日) 89歳没
熊谷守一 (1880年4月2日 – 1977年8月1日) 97歳没
岡本太郎 (1911年2月26日 – 1996年1月7日) 84歳没
動画メッセージ
◎著者の河原啓子さんより、動画メッセージをいただきました。
メディア掲載
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「美術の窓」(2019年9月号)にて、ご紹介いただきました。
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「アートコレクターズ」(2019年9月号)にて、ご紹介いただきました。
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「産経新聞」(2019年9月15日付)にて、書評を掲載いただきました。2019.09.15
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「新美術新聞」(2019年9月21日)にて、ご紹介いただきました。2019.09.21
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「なごみ」(2019年10月号)にて、ご紹介いただきました。
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「月刊美術」(2019年10月号)にて、ご紹介いただきました。
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「週刊 東洋経済」(2019年10月5日号)にて、書評を掲載いただきました。2019.10.05
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「朝日新聞」(2019年10月5日付・朝刊)にて、書評を掲載いただきました。
<まれに見る天才達の長寿の秘密がここにある> 評 横尾忠則さん2019.10.05 -
「読売新聞」(2019年10月13日付・朝刊)にて、書評を掲載いただきました。
<最晩年の絵が示す希望> 評 宮部みゆきさん2019.10.13 -
「週刊文春」(2019年11月7日号)にて、著者インタビューを掲載いただきました。2019.11.07
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「朝日新聞 Reライフ.net」にて、ひとことブックレビューを3本掲載いただきました。
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「日刊ゲンダイ DIGITAL」(2020年2月4日付)にて、ご紹介いただきました。2020.02.04
プロフィール
[著]
河原啓子 (かわはら・けいこ)
博士(芸術学)。青山学院大学・立教大学兼任講師。武蔵野美術大学、国立音楽大学、日本大学ほか非常勤講師。アートジャーナリスト。アートドキュメンタリー作家。
“The Garden City Times”(Singapore) 記者、『新美術新聞』記者を経て、現職。第三期東京都生涯学習審議会委員、練馬区行政評価委員ほか行政委員を歴任。単著に『芸術受容の近代的パラダイム――日本における見る欲望と価値観の形成』(美術年鑑社、2001年)、『「空想美術館」を超えて』(同、2011年)、共著、論文多数。専門は、芸術社会学(アートマネジメント論)、博物館学、コミュニケーション論。直近の研究では、「AIとアート」をテーマに論文発表(『武蔵野美術大学研究紀要№49 (2018)』)。大学教育のほか、2012年より行っている荒川区生涯学習講座は毎年好評を博しているほか、芸術活動をする人のための社会人教育や審査員にも携わる。