「クリエイティブ」の処方箋

行き詰まったときこそ効く発想のアイデア86

ロッド・ジャドキンス=著
島内哲朗=訳
発売日
2015年8月25日
本体価格
1,800円+税
判型
四六判・並製
頁数
416頁
ISBN
978-4-8459-1569-9
Cコード
C0070
刷数
4刷

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創造的に考えるとは、どのように生きたいかということなのだ。
今は手の届かないチャンスも、自分自身のために創り出すということだ。

仕事がつまらない…?悪いのはミケランジェロである。

クリエイティブになりきるためなら、「自分らしくあって構わない」と自分に対して許してやらなければならない。
別の誰かになるのに忙しくするな。
自分が何に響いて、どういうことに反応するのか、分析して理解してみよう。

古今東西からありとあらゆる“クリエイティブな思考で成功した人たち”を調べあげ、研究してきたアーティスト、ロッド・ジャドキンスによる待望の1冊(世界各国での翻訳刊行も決定!)。ダダイスム宣言からノーベル賞受賞経済学者、アンディ・ウォーホルのアトリエからアインシュタインの机まで網羅し、興味深い視点で、創造性豊かな成功者たちの方法論をときあかしていく。目から鱗の本書には、どんな仕事につく人でも、自信を持って、才能に目覚め、自分のクリエイティブに気がつき、生きていくヒントが詰まっている。

☆本書の処方箋がとくに効く人☆
・ 自分には、特別な才能がないのではと悩む人
・ 燃えるような情熱を感じられない人
・ 向いていない分野で成果を出したいと焦る人
・ 好きなことで生計をたてられないと悩む人
・ 若すぎる/年をとりすぎている/青すぎる/擦れすぎていると思う人
・ やりたいことをやっていない人
・ 天才やアーティストの思考法を知りたい人

「1日に3回は自己矛盾を起こさないような奴は、間抜けだ」―フリードリヒ・ニーチェ(哲学者)
「オリジナリティが習慣を打ち負かした結果が、クリエイティビティなのだ」―アーサー・ケストラー(作家・ジャーナリスト)
「規則を全部身に着けるまで待っていたら、今の私はなかったでしょう」―マリリン・モンロー

ビートルズ、ダリ、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、ココ・シャネル、ミウッチャ・プラダ、ベートーベン、スピルバーグ、バックミンスター・フラー、ボブ・ディラン、ミケランジェロ、ロイ・リキテンスタイン、パウロ・コエーリョ、フランク・ロイド・ライト、フィッツジェラルド、ジェイムズ・ジョイス、フランシス・ベーコン、マイルス・デイヴィス、アレクサンダー・フレミング、アンデルセン、ガリレオ…etc.
▶︎彼らは立ちはだかる壁をどんなふうに乗り越えたか?
私たちには、どう応用できるか?

この本の目的は、創造的思考を可能にするコツを、要点を絞ってまとめることだ。そして、クリエイティブな人たちの思考の裏側を探り、誰にでも応用できるようにすること。さらに、クリエイティブな活動に取り組む人なら必ずぶつかる壁が、どのように乗り越えられてきたかという事例を、読者の皆さんと共有することも目的としている。
(「イントロダクション」より)

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メディア掲載


目次

イントロダクション
1.行動を起こすと、何かが始まる
2.生涯初心者
3.悪いのはミケランジェロである
4.扱う媒体の心を知る
5.他の誰かとして生きない
6.自分から行動を起こす
7.身も心も捧げる
8.災い転じて福と為す
9.無益なことの実益
10.他人と同じことを考えない
11.すべてはあなたの見方次第
12.常に何でも疑うこと
13.力不足を肯定する
14.自然の閃き
15.自分自身の権威にならない
16.石にかじりついても妥協しない
17.大量創造兵器になる
18.カップの気持ちになる
19.切り捨てる
20.歳を取っても老けるな
21.壊れていなければ、壊す
22.転んでも立ち上がる
23.挑まれたら挑み返す
24.発見する方法を発見する
25.心に残す
26.違いをデザインする
27.達人にならない努力
28.子どもっぽく振る舞えるほど大人になる
29.勢いに乗っていく
30.目標を持たないという目標
31.今という贈り物
32.心の扉を開いておく
33.頭を空っぽにして休む
34.事故を歓迎する
35.最高にできなければ、最低にする
36.保守的な変革者
37.死んでるものは生き返らせて使う
38.時間の使い方を自分に合わせる
39.答えを求めずに探求する
40.見過ごされたものこそ見つける
41.あるべきでないものを置いてみる
42.充足しない
43.自分に驚かせてもらう
44.転んでもただでは起きない
45.真実は爆弾だ
46.取りあえず決めつけない
47.自己満足を肯定する
48.敢えて度胆を抜く
49.無名という価値
50.改良の必要がないからこそ改良してみる
51.価値をシェアする
52.心に火を点ける
53.発見の仕方を発見する
54.自分が何を信じるのか考え抜く
55.何かを成し遂げるために何もしない
56.高尚から低俗までくまなく探す
57.借金してでも創造的に
58.意識を掘り下げる
59.絶望も楽しみに待つ
60.心で考える
61.カオスを持ちこんでみる
62.使えるものは何でも使う
63.作り直して、また作り直す
64.好奇心に興味を持つ
65.無名という自由
66.仕事と人生の完全なバランス
67.言うからには忘れさせない
68.実験するのではなく、自分が実験になる
69.チャンスを棒に振らない
70.喜んで自己矛盾する
71.冗談はほどほどにしない
72.地平線のそのまた向こうを見る
73.AからZ経由でBに行く
74.奥深く自分の中に潜る
75.即興で攻める
76.受け入れられなくていい、拒否されろ
77.最高に苛々される人になる
78.交配してみる
79.遊び心を捨てない
80.不景気のときこそ景気よく
81.自分を未来に投影する
82.心の檻から抜け出す
83.制約という箱を叩き壊す
84.学ぶために教える
85.日々過激であれ
86.自由を職業にする
エクササイズ

プロフィール

[著]
ロッド・ジャドキンス(ROD JUDKINS)
アーティストとして、執筆活動も行い、講師として教鞭もとる。イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで修士号を取得し、その後数多く個展を開いて自作を展示してきた。著書『Change Your Mind:57 Ways to Unlock Your Creative Self(未邦訳 心を変えよう:クリエイティブなあなたを開放する57の方法)』はベストセラーとなり、多くの国で翻訳された。セントラル・セント・マーティンズ・カレッジで15年に渡ってクリエイティブ思考法のセミナーを教え、ワークショップや講演で、クリエイティブであることのメリットは、個人だけでなく、企業やビジネスといったものにもおよぶということを伝えている。
www.rodjudkins.com
Twitter:@rodjudkins
rodjudkins@hotmail.com

[訳]
島内哲朗(しまうち・てつろう)
映像翻訳者。最近の字幕翻訳作品は、塚本晋也監督「野火」、大林宜彦監督「野のなななのか」宮藤官九郎監督「中学生円山」、安藤桃子監督「0.5ミリ」、園子温監督「ラブ&ピース」、橋口亮輔監督「恋人たち」、山下敦弘監督「味園ユニバース」など。翻訳書籍にカール・イグレシアス著「脚本を書くための101の習慣」(フィルムアート社刊)、フランク・ローズ著「のめりこませる技術」(フィルムアート社刊)、シーラ・カーラン・バーナード著「ドキュメンタリー・ストーリーテリング」(フィルムアート社刊)、イアン・コンドリー著「アニメの魂」(NTT出版刊)、フィリップ・ブロフィ著「シネ・ソニック音響的映画100」(フィルムアート社刊)がある。