
石岡良治|著
四六判|336頁|定価 2,100円+税|ISBN 978-4-8459-1430-2
映画、ゲーム、アニメ、PV、アート、CG、マンガ…
ハイカルチャー/ポップカルチャーの枠組みを超えて視覚文化を語る!
★ 紀伊國屋じんぶん大賞2015 第2位!
文化のめまぐるしい速度変化にどのように対応すればよいのか?
動画以降の世紀を生きるための、ポピュラー文化のタイム・トラベル。
國分功一郎×石岡良治による巻末特別対談を収録!
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★「日本経済新聞」(8月10日朝刊)に、高山宏さんによる書評が掲載されました!
全文はこちら http://goo.gl/0LBsyn
★「週刊読書人」(8月29日付)に、古谷利裕さんによる書評が掲載されました!
★「Quick Japan vol.115」(太田出版)に、村上裕一さんによる書評が掲載されました!
★「美術手帖 2014年9月号」(美術出版社)にご紹介いただきました!
★「東京大学新聞」(8月5日)の〈著者に聞く〉にて石岡良治さんが取材を受けました
★「ダ・ヴィンチ 2014年9月号」に、さやわかさんによる書評が掲載されました!
★「ウラゲツ☆ブログ」(6月22日付、月曜社)にてご紹介いただきました!
★「CINRA」にてご紹介いただきました!
詳細はこちら http://www.cinra.net/news/20140624-shikakubunka
★「BOOK NEWS」にてご紹介いただきました!
詳細はこちらhttp://www.n11books.com/archives/39679366.html
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「文化の民主化」が徹底されつつある今、まさに必読の書が現れた。
──國分功一郎(巻末特別対談より)
伝説の男が、「日本最強の自宅警備員」と呼ばれるあの男がついにその重い腰を上げた……!
本書をもって世界は知ることになるだろう、本物の知性と本物の情熱の存在を。そして、石岡良治氏だけが両者をあわせもつことを。
──宇野常寛
◎著者の石岡良治さんより、本書のポイントについて
熱く語っていただきました。
■ショート・ヴァージョンはこちら
■ ロング・ヴァージョンはこちら
◎宇野常寛さんより、推薦映像をいただきました。
◎千葉雅也さんより、推薦映像をいただきました。
はじめに なぜ視覚文化なのか?
Lecture.1 カルチャー/情報過多 誰が「カルチャー」を作るのか?
1-1. Culture: 教養から文化へ
1-2. 現代日本におけるカルチャーを考える
1-3. 情報過多の時代における議論の出発点
Lecture.2 ノスタルジア/消費 消費文化の構造と「懐かしさ」の問題
2-1. アメリカン・フィフティーズの残したもの
2-2. 消費文化のモデルとしての『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
2-3. ノスタルジアという想像力の両義性
Lecture.3 ナラティヴ/ヴィジュアル メロドラマとPVにみる「フェイク」の可能性
3-1.「まがいもの」としての文化
3-2. メロドラマをめぐる再解釈
3-3. PV―ヴィジュアルのフェイク化がもたらす可能性
Lecture.4 ホビー/遊戯性 「ガジェット」が文化の意味をくつがえす
4-1. ホビーの領野
4-2. ゲームと遊戯性—デジタルゲームの位置づけ
4-3. ロボットアニメの諸相とガジェットの想像力
Lecture.5 メディエーション/ファンコミュニティ 「速度と時間」を複数化して考える
5-1. メディア、メディウム、メディエーション
5-2. 「動画」の時代は何を変えたか
5-3. ファンコミュニティの再編、文化をめぐる速度と時間
特別対談 國分功一郎×石岡良治 新しい時代のための、視覚文化をめぐる哲学
参考文献リスト
作品リスト
あとがき
石岡良治
1972年東京生まれ。批評家・表象文化論(芸術理論・視覚文化)・ポピュラー文化研究。東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)博士後期課程単位取得満期退学。跡見学園女子大学、大妻女子大学、神奈川大学、鶴見大学、明治学院大学ほかで非常勤講師。
論考として、「メディウムの肌理に逆らう―ロザリンド・クラウスにおけるポストメディウムの条件」(『述―特集・舞台/芸術』3号、近畿大学国際人文科学研究所編、明石書店、2009年)、「『仮面ライダーディケイド』、旅の途中」(『ユリイカ』2012年9月臨時増刊号)、「クリスチャン・ラッセン、二つの世界のエッジで」(『ラッセンとは何だったのか?―消費とアートを超えた「先」』原田裕規編、フィルムアート社、2013年)など。また雑誌『PLANETS』やムック『文化時評アーカイブス』にて、マンガやアニメなどのレビュー・座談会に参加。
終了しました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
本書の刊行を記念して、ジュンク堂書店池袋本店様、ブックファースト新宿店様においてトークセッションを行ないます。イベント詳細は下記をご参照ください。
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■『視覚文化「超」講義』(フィルムアート社)刊行記念
「ポップカルチャーにおける「遊戯」活動をめぐって」
■会場:ジュンク堂書店 池袋本店
■開催日時:2014年07年24日(木)19:30〜
■登壇者:石岡良治(批評家・表象文化論・ポピュラー文化研究)
宇野常寛(評論家・批評誌『PLANETS』編集長)
■内容:映画、ゲーム、アニメ、アートなどを横断的に論じた話題の書籍『視覚文化「超」講義』。今回のイベントでは、今後のあらゆる文化論において不可欠の要素となる「遊戯」に焦点を当て対談を行います。ゲーム、おもちゃ、3DCGなどから出発して、レゴブロックやフィギュア、その他のトイの「触覚性」についてまで。
消費社会における「ガジェット」の「遊戯性」も、ホビーとの関連が重要です。ホビーの物語や視覚性についての捉え直しも進展中であり、こうした背景のもとで『機動戦士ガンダム』から派生したプラモデルやデジタルゲームの魅力を考えます。ゲストは、著者の石岡良治さんに加え、宇野常寛さんが登場。「ニコ生PLANETS」でおなじみの両名が書店にて繰り広げる生ライヴ。乞うご期待ください。
☆「PLANETSチャンネル」でのニコ生LIVE中継はこちら☆
【番組URL:http://live.nicovideo.jp/gate/lv185043859】
※イベントの一部は無料放送ですが、LIVE中継を全編をご視聴になる場合は、番組単品販売(1,500pt)もしくは、「PLANETSチャンネル」有料会員(月額864円)をご利用ください。
■参加方法:ドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:ジュンク堂書店池袋本店 03-5956-6111)
詳細はこちら http://goo.gl/tQvLdQ
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■ 『視覚文化「超」講義』(フィルムアート社)刊行記念
石岡良治さん×千葉雅也さん特別対談
■会場:ブックファースト新宿店・地下2階ゾーンイベントスペース
■開催日時:2014年7月27日(日)13:30〜15:00(開場:13:15)
■登壇者:石岡良治さん×千葉雅也さん
■内容:情報過多の時代、ポップカルチャーにおける「接続/切断」ないしは「加速/減速」についての「ギアチェンジ」モデルについてトークセッションを行ないます。
いわゆる「表象文化論系ポストモダン」という呼称について、別の角度から「対抗」しつつ、同時に「引き受ける」というスタンスを共有している石岡良治さん、千葉雅也さん。その部分において、お二人の意見を交差させ、論点を膨らませていくことが内容の軸となるイベントです。
■参加方法:参加ご希望の方は、6月24日(火)10時00分より、ブックファースト新宿店・地下1階Aゾーンレジカウンターにて整理券(商品の代金:『視覚文化「超」講義』2,100円+税)をお求めください。〈先着 40名様〉
※イベント整理券のお取り置き、電話等でのご予約は承れません。
※イベント整理券はお一人様一枚とさせていただきます。
※当日のお席はご来場順の自由席とさせていただきます。
※イベント整理券をお持ちでない方はご入場いただけません。当日必ず整理券をお持ちください。
※イベント中の録音・撮影・ウェブでの配信はお断りいたします。
※対談終了後、ご希望の方には石岡良治さんからサインがいただけます。サイン対象本は『視覚文化「超」講義』となります。サインご希望の方は当日『視覚文化「超」講義』をお持ちください。
詳細はこちら http://goo.gl/oa64fN
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石岡さんと千葉さんイベント中のショット。もともと同じバックグラウンドを持つ両者の対談は、ドゥルーズ論からイケメン・スタディーズまで。教養とホビーを縦横無尽に語る刺激的なトークが展開されました。
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2014年6月26日記
<p59 9行目>
誤:1936年に自主規制による
→ 正:1934年に自主規制による
<p61 note.10>
誤:きっかけは1956年の → 正:きっかけは1959年の
<p74 9行目>
誤:1955年は象徴的な年で、『BTTF』と『理由なき反抗』が公開され、
→ 正:1955年は象徴的な年で、『理由なき反抗』が公開され、
<p113 13行目>
誤:姦通小説(Adaltery) → 正:姦通小説(Adultery)
<p119 12行目>
誤:『大人はわかってくれない』
→ 正:『大人は判ってくれない』
<p124 8行目>
誤:デヴィッド・ボウイ(1974-)
→ 正:デヴィッド・ボウイ(1947-)
<p129 6行目>
誤:プリッツ・ラング
→ 正:フリッツ・ラング
<p149 note.40>
誤:歌手アル・ジョンソンを扱った
→ 正:歌手アル・ジョルソンを扱った
<p242 6行目>
誤:2012年にはアメリカ政府機関の
→ 正:2013年にはアメリカ政府機関の
<p250 note.33、p322 6行目>
誤)大 晴美 → 正)大﨑晴美
ご購読の皆様にはご迷惑をおかけしましたことを
謹んでお詫びし、訂正いたします。