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<民藝>のレッスン

つたなさの技法

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「3.11」以降の日本において、民藝というのはひとつの灯台になるんじゃないかと思っています。 ──中沢新一

20世紀のはじめ、社会と芸術のあり方を一新すべく、柳宗悦らによって展開された民藝運動。古くて新しい民藝の世界に、いまあらためて関心が集まっています。本書では、建築家、料理研究家、デザイナー、哲学者、陶芸家など、様々なジャンルで活躍する執筆者たちが、民藝の「思想」と「実践」を、現代的な視点から明らかにしていきます。
モノに囲まれた時代に注ぐ、まなざしのあり方とは?いまこそ民藝を通じて、暮らしを見つめ直す「レッスン」をはじめてみましょう。
■中沢新一×鞍田崇 対談収録

与えられたレールの上をスマートに生きることよりも、
ぎこちなくも一つ一つの人や物との出会いを
自分たちの感性で創造していくこと。
それを力強く肯定してくれるのが民藝です。 ──本書より

CONTENTS

Introduction
■つたなさの技法 (鞍田崇)

 
Discussion
■民藝は私たちに何をもたらすか? (中沢新一×鞍田崇)

 いま、民藝という「灯台」が照らし出すものを見据える
Basic Work
■民藝の思想とは何か? (鞍田崇)

・「眼の力」で暮らしをカスタマイズ 
・使い続けるにつれて美しくなる 
・他力思想とモダニズム 
・愛おしさをデザインする 
Expanded Work1
■民藝を「実証」する (多々納真・橋本和美・服部滋樹・高橋理子・長尾智子)

・無心という戦略性―民藝とやきもの
・作り手と使い手をむすぶ―民藝と流通
・提案しないという提案―民藝とデザイン
・無銘を纏う―民藝とファッション
・食卓の上の民藝考―民藝と食
Expanded Work2 
■「再解釈」される民藝 (塚本由晴・西野華子・新見隆・濱田琢司)

・ふるまいの美学―民藝と住空間
・二〇世紀を越えて―民藝と「物の時代」
・職人技を越えた美学―民藝とモダン・プリミティブ
・クリエイティブツーリズム―民藝とローカリティ
 
Style
■民藝にまつわるスタイル16 (鞍田崇・岩井美恵子・諸山正則・鈴木禎宏・森谷美保・白鳥誠一郎・杉浦美紀・濱田琢司・森孝一・新見隆)

柳宗悦/濱田庄司/河井寛次郎/バーナード・リーチ/富本憲吉/芹沢銈介/黒田辰秋/吉田璋也/青山二郎/白洲正子/シャルロット・ペリアン/チャールズ・イームズ/イサム・ノグチ/ルーシー・リー/剣持勇/柳宗理
History
■〈民藝〉の歴史 (鈴木禎宏)

 
■民藝をめぐる11の質問 (服部滋樹・濱田琢司・橋本和美・塚本由晴・新見隆・多々納真)
今のプロダクトデザインにも民藝の精神は生きていますか?/民藝はアートですか?/自分の「眼の力」に自信を持つにはどうすればいいですか?/モノと人との「良い」関係ってどういう状態を指すのでしょうか?/柳宗悦の「眼」が一番正しいのですか?/民藝運動って西洋近代化への抵抗だったって本当ですか?/民藝って「民衆的工芸」の略ですか?「民衆」って誰のことですか? /手仕事じゃないと民藝とは認められませんか?/民藝品を使うと「癒し」が得られるのですか?/お金がなくても民藝品は買えますか?/私にも民藝品って作れますか?

PROFILE

[編者] 鞍田崇(くらた・たかし)
哲学者、総合地球環境学研究所特任准教授。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。暮らしの“かたち”という視点から、現代社会における環境問題の思想的意味を検討している。『地球環境学事典』(分担執筆)、『焼畑の環境学』(編著)、『たべることはつながること』(翻訳)など。
[執筆者]
中沢新一(人類学者)/多々納真(陶芸家、出西窯・代表理事)/橋本和美(京都「ロク」店主)/服部滋樹(デザイナー・クリエイティブディレクター、graf代表)/高橋理子(アーティスト、ヒロコレッジ代表)/長尾智子(フードコーディネーター)/塚本由晴(建築家)/西野華子(国立新美術館主任研究員)/新見隆(武蔵野美術大学教授)/濱田琢司(南山大学准教授)/岩井美恵子(パナソニック 汐留ミュージアム学芸員)/諸山正則(東京国立近代美術館主任研究員)/鈴木禎宏(お茶の水女子大学大学院准教授)/森谷美保(そごう美術館主任学芸員)/白鳥誠一郎(静岡市立芹沢銈介美術館学芸員)/杉浦美紀(アサヒビール大山崎山荘美術館学芸員)/森孝一(日本陶磁協会事務局長)

<民藝>のレッスン
つたなさの技法

鞍田崇+編集部 編

  • 四六判
    208頁
    定価 1,700円+税
    ISBN 978-4-8459-1183-7

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