アート×セラピー潮流

関則雄/三脇康生/井上リサ/フィルムアート社編集部=編
発売日
2002年11月
本体価格
2,200+税
判型
A5判・並製
頁数
208頁
ISBN
978-4-8459-0240-8
Cコード
C0036
刷数
4刷
備考
品切

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アートセラピーは、自分自身のより深い部分と対話したり、他者との開かれた関係を築く手段をつくる。作品という無意識の世界と直接に対話できる場を持つアートセラピーと現代アートの関係を問い、その最新情報を収録する。

目次

(1) 霊性/狂気/セラピューティックな視点から読む<もうひとつの西洋美術史>
アルタミラ洞窟壁画 キリスト教絵画 フランス象徴主義 後期印象派 表現主義/新表現主義 シュルレアリスム アウトサダーアート 抽象表現主義 現代への流れ/ボイス、クライン、ロスコ、シモンズ

(2) アートセラピーとは何か
アートセラピーはどのように誕生したか なぜアートを用いるのか 誰がアートセラピーを求めているのか どのような方法で行なうのか アートセラピーの注意する点 ヒーリングとは? 現代とアートセラピーの役割

(3) アートセラピーとは誰か
マーガレット・ナウムブルグ エドワード・アダムソン フリードル・ブランデイズ イーディス・クレイマー アーサー・ロビンズ ナタリー・ロジャーズ カール・ユング アントン・エーレンツヴァイク スーザン・バッハ マルガレーテ・ハウシカ アリス・ミラー

(4) アート×セラピーの横断的最前線
.パオロ・クニルのエクスプレッシヴ・アーツ・セラピー
ラボルト精神病院のプラクティス ….ドゥルーズ=ガタリより
犯罪、アディクションと直面する
臨床美学はいかにして誕生するか
第三の超現実主義
エクスタシーなしで癒しなどない ….マルホランド・ドライヴ論

(5) アートセラピーのためのブックガイド