性差、人種、民族、宗教、障害など、さまざまな壁を乗り越え、多様な分野で権利と尊厳のために声を上げてきた女性たち54人によるスピーチを収録したアンソロジー『だから私はここにいる 世界を変えた女性たちのスピーチ』が刊行されま
翻訳研究(トランスレーション・スタディーズ)の第一人者ローレンス・ヴェヌティの代表的著作にして古典『翻訳のスキャンダル 差異の倫理にむけて』が待望の邦訳となりました。世の主流の価値観におもねる「同化」的圧力に抗して、マイ
まえがき 近年、フィールド・レコーディングという言葉を目にする機会が増えてきた。例えば、インターネットで「フィールド・レコーディング」と検索すると、多くの作品やアーティスト、機材の情報などが見つかる。またSNS上では実
『作家主義[新装改訂版] 映画の父たちに聞く』が2022年4月12日に刊行されました。本書は、まだ映画監督ではなかったエリック・ロメール(モーリス・シェレール)、ジャック・リヴェット、フランソワ・トリュフォーらヌーヴェル
鮮烈なデビュー以来、現在に至るまでわずか6本の長編作品を手掛けただけでありながら、ヌーヴェル・ヴァーグ以降の映画史において、つねに最も重要な作家の1人として世界中で注目を集めるレオス・カラックス 。その最新作『アネット』
序論 1989年11月9日、ベルリンの壁が崩壊する。 その6ヶ月前、正確には5月18日に「大地の魔術師たち」展がはじまるだろう。この展覧会は、全大陸の造形作家たちを一堂に集めたものであったため、「現代美術初の万国博覧会」
はじめに 「着る服がない!」──自分のワードローブを前にして、そう思った経験が多くの人にあるのではないだろうか。そのとき、本当にあなたのワドローブに服がないわけではない。現代社会を裸で生活することはできないこと、服は着
基本用語から、時事、サブカル、最新テクノロジーまで、建築を取り巻く幅広いトピックを一冊で学べるキーワード集『クリティカル・ワード 現代建築 社会を映し出す建築の100年史』。 本書では、都市、技術、政治、文化、メディアと
最新作『ナイトメア・アリー』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』に至るまでの、デル・トロの人生と(未完の映画を含む)全ての作品を解き明かす決定的評伝『ギレルモ・デル・トロ モンスターと結ばれた男』。 本書では、彼の生い立
はじめに 旅の準備 はじめに 旅の準備「これは私が聖なるミューズに語ってほしいと祈る物語だ。 始めてください、女神よ、どこからでもかまいません」 ―― ホメロス『オデュッセイア』 私は読者の皆さんを〈作家の旅ライターズ・
映画監督ウェス・アンダーソンをめぐり、最新作『フレンチ・ディスパッチ』を含むその全てを総括する評伝『ウェス・アンダーソン 旅する優雅な空想家』。 長編監督作はもちろん、『ホテル・シュヴァリエ』『カステロ・カヴァルカンティ
序 この本はハウツー式の手引き書ではない。どうすれば良い本、つまり読みやすい本が書けるかを説明することは不可能である。けれどもこの本には、何が書くことを刺激的で生き生きした仕事にし、同時にたえず失敗の可能性を秘めたものに