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オンライン連続講座:物語創作、最初のトビラ──「心構え」から「理論」と「実践」まで 講師:渡辺祐真(スケザネ)

講座概要

『SAVE THE CATの法則』や「類語辞典」シリーズなど、これまで数多くの物語創作指南書を刊行してきたフィルムアート社による創作者向けの講座がスタートします。

「心構え」、「理論」、「実践」という三つの側面から物語の作り方についてレクチャーします(この講座における「物語」とは、小説、ゲームシナリオ、脚本など、ジャンルを超えた物語全般を指します)。

講師は大手ゲーム会社スクウェア・エニックスで、有名ゲームのシナリオライターとして働き、現在は書評家として活動する渡辺祐真(スケザネ)さんです。

作り手/読み手のプロフェッショナルとして、さまざま物語に触れてきた渡辺祐真(スケザネ)さんが、物語創作の基礎から実践まで丁寧に解説。また、リアルタイム参加で事前課題を提出していただいた方には、講義の中で講師によるフィードバックを受けていただくことができます。

物語創作の「最初のトビラ」となる、入門者向けの講座です。みなさまのご参加をお待ちしております。

※実際に物語を作りたいと考えている受講者を対象とした講座になりますが、創作自体に関心がなくとも、物語を読み解くうえでも役に立つ内容になっております。
※各回には事前課題があります。提出は任意ですが、提出いただいたものは講座の中でフィードバックを行います。


講師プロフィール

写真:@Kenta Koishi

渡辺祐真(わたなべ・すけざね)/スケザネ
1992年生まれ。東京都出身。作家、書評家、書評系YouTuber、ゲームクリエイター。情報経営イノベーション専門職大学非常勤講師(日本文化)。
株式会社スクウェア・エニックスにてシナリオライターとして勤務し、2023年から専業作家。テレビやラジオなどの各種メディア出演、トークイベント、書店でのブックフェア、大学、企業での講演会なども手掛けている。
毎日新聞文芸時評担当(2022年4月~)。共同通信社「見聞録」担当(2024年〜)。
TBSラジオ「こねくと」レギュラー(2023年4月~)。
TBS Podcast「宮田愛萌と渡辺祐真のぶくぶくラジオ」パーソナリティ。
shueisha vox「これって教養ですか?」MC。
著書に『物語のカギ』(笠間書院)。
編著に『みんなで読む源氏物語』(早川書房)、『あとがきはまだ 俵万智選歌集』(短歌研究社)。


 

講座詳細

第一回:物語を創る心構え
物語を創るためには何に気をつけて、どのような感情を働かせればいいのかという、物語創作における考え方を「心構え」と呼んでいます。いきなり物語を作り始めたり、具体的に学ぶよりも、創作に対するモチベーションや価値観を整理しておくことで、見通しがクリアになるはずです。

第二回:面白い物語に共通する型
面白い物語には一定の型が存在します。起承転結や序破急はその典型です。しかし、型さえ知っていればお手軽に作れるかといえば、もちろんそんなことはありません。そこで、基本的な理論を押さえた上で、実際に応用するにはどうすればいいのか、その点に注力して創作の理論や物語の型についてお話しします。創作に関心がなくても、物語のパターンに興味があるという方も歓迎です。

第三回:実際に創り、そして立ち止まり、また創る
どれだけ理論を学んでも、いざ作ってみるとうまくいかないものです。ですが、そこからが本番です。実際に手を動かして、悩んで、そしてまた書いていく。このみっともなく足掻くフェーズが物語創作の難所であり、楽しいところです。ここには万人に共通する絶対的な方法はありません。これまで学んできた理論を基盤にしながら、鑑賞してきた作品や人生経験、心と生活習慣をばねに地道に進めていくだけです。

創作における実情に即して、実践のコツや躓きやすいポイントなどを解説します。(特にジャンルごとの違いについてお話しします。)

第四回:創る視点から細かく読み、そして盗みまくる
実際に創ってみると、自分の苦手とするポイント、立ち止まってしまう箇所が発生します。そのときこそ学習のチャンスです。うまくいかなかったポイントを念頭におきながら、作品を鑑賞してみると面白いほどにヒントを見つけることができます。
そこで、心構え、理論、実践を全て踏まえた上で、実際の作品を鑑賞し、そしてどのように作れるかを考えます。

第五回:物語の閉じ方
物語の終わりは作品の印象を決定づける重要な要素であることは言うまでもありません。しかし書く立場からすれば、物語を書き終えるのは、再び書くための始まりにすぎません。物語をひと通り書くと、自分が何を書きたかったか、やっと分かります。終わりから逆算して再び全体を見直す、終わりと最初を対応させるなど、終わりが書けたからこそ書けるものがあります。最終回では、物語の終わらせ方、そして終わらせ方から改めて全体をどのようにブラッシュアップしていくかを考えます。


開催概要
zoomを使用したオンラインによる講座です。

開催日程

  日程 テーマ
第1回 8/28(水) 19:00~21:00 物語を創る心構え
第2回 10/2(水) 19:00~21:00 面白い物語に共通する型
第3回 11/6(水) 19:00~21:00 実際に創り、そして立ち止まり、また創る
第4回 11/20(水) 19:00~21:00 創る視点から細かく読み、そして盗みまくる
第5回 12/18(水) 19:00~21:00 物語の閉じ方

回数:5回
※連続講座につき単発の受講はできかねます。ご了承ください。

講義時間:各120分
※後半30分は課題のフィードバックと質疑応答

受講料:15,000円

定員:15名(先着順)

「受講者向け」アーカイブ配信:あり
※リアルタイム配信終了後数日以内に所定の場所にアップし、URLをメールにてご案内いたします。

その他:リアルタイムで受講できない方や連続で参加できない方のために、講座がすべて終了した後にアーカイブ動画の販売を行う予定です。
※ただし、アーカイブ動画に関しては課題の提出や講師によるフィードバックはありません。


お申込み方法

◎下記オンラインショップにてお申し込みください。
https://onlineshop.filmart.co.jp/products/seminar_sukezane
◎キャンセル等のご連絡やお問い合わせは、sales@filmart.co.jpにて承ります。
◎講義がスタートしたあとでのキャンセル・返金には対応できかねますので、あらかじめご了承ください。


受講に関するご案内事項

◎本講座はZoomミーティング機能を使用して行います。
※パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。
◎視聴用URLは、講座の前日までにメールでお送りいたします。
◎事前提出用の課題はメールでお送りいたします。
◎「受講者向けアーカイブ動画」は終了後数日以内に所定の場所にアップし、URLをメールにてご案内いたします。
◎ Zoomに参加される際には、映像・音声をともにミュートにするようお願いいたします。
◎視聴端末のインターネット環境による通信切断やアプリの障害など、視聴環境が要因となって視聴できない事態が起きた場合には当社は責任を負いかねます。
◎配信映像の録画やダウンロード、スクリーンショット、第三者との講座視聴リンクの共有や貸与、SNSを含む他の媒体への転載はお断りいたします。


お問い合わせ

フィルムアート社営業部
sales@filmart.co.jp