ゴダールに気をつけろ!

杉原賢彦/フィルムアート社編集部=編
発売日
1998年9月
本体価格
1,900円+税
判型
A5判・並製
頁数
200頁
ISBN
978-4-8459-9886-9
Cコード
C0074
刷数
4刷
備考
品切

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「カッコいいが超難解」なゴダール映画の読み方・見方を最新情報を駆使して平明に解説。年代別作品解読や現代思想、サウンド、モードなど、ドゥルーズからアニエスb.までの「ゴダール現象」がクリアにわかるJLG決定版。

目次

序文:ゴダールに気をつけろ! 杉原賢彦+編集部
I 年代別ゴダール :杉原賢彦+村山匡一郎
01 60年代ゴダール
●勝手にしやがれ ●小さな兵隊 ●女は女である ●女と男のいる舗道
●カラビニエ ●軽蔑 ●はなればなれに ●恋人のいる時間
●アルファビル ●危狂いピエロ ●男性・女性 ●メイド・イン・USA
●彼女について私が知っている二、三の事柄 ●ウイークエンド
●中国女 ●ワン・プラス・ワン
02 70年代ゴダール
●ブリティッシュ・サウンズ ●プラウダ ●東風
●イタリアにおける闘争 ●ウラジミールとローザ ●万事快調
●ジェーンへの手紙 ●ヒア&ゼア・こことよそ
03 80年代ゴダール
●勝手に逃げろ/人生 ●パッション ●カルメンという名の女
●ゴダールのマリア ●ゴダールの探偵 ●ゴダールのリア王
●右側に気をつけろ
04 90年代ゴダール
●ヌーヴェルヴァーグ ●新ドイツ零年 ●ゴダールの決別
●JLG/JLG ●フォー・エヴァー・モーツァルト
II JLG現象(1)
01 ロック/ポップス :二本木かおり
●ザ・ローリング・ストーンズ ●レ・リタ・ミツコ ●ジョン・ゾーン
●レオ・フェレ
02 クラシック :小沼純一
●L・V・ベートーヴェン ●W・A・モーツァルト ●アルチュール・オネゲル
●ディノ・サルーシ ●ミシェル・ルグラン ●キム・カシュカシャン
●マンフレート・アイヒャー ●アントワーヌ・デュアメル
03 モード :高橋暎一
●ファッション/トーク ●帽子/サングラス ●カラー/インテリア
●ベルモンド/カリーナ
04 哲学 :澤田直
●ジャン=ポール・サルトル ●毛沢東 ●ルイ・アルチュセール
●ジル・ドゥルーズ
05 政治 :粉川哲夫
●メタ・ポリティクス ●メディア・ポリティクス ●労働の拒否
●怠惰の権利 ●アウトレデュオーネ ●落書き闘争 ●パリンプセスト
06 文学:岡村民夫
●作家主義 ●翻訳者の使命 ●ベルトルト・ブレヒト
III ゴダール現象(2)
07 俳優/演出法 :石原郁子
●アンナ・カリーナ ●ジーン・セバーグ ●ジャン=ポール・ベルモント
●ジャン=クロード・ブリアリ ●アンヌ・ヴィアゼムスキー
●ジャン=ピエール・レオ ●エディー・コンスタンティーヌ ●映画監督たち
08 ソニマージュ :北小路隆司
●ミュージカル・コメディ ●音と映像の「権力闘争」
●犯行と和解を超えて ●「作家主義」への挽歌
09 ゴダールの映画史 :谷昌親
●映画の死/レジスタンス ●セルジュ・ダネー
●映画/ヴィデオ ●編集/モンタージュ
10 ヴィデオ :村山匡一郎
●パート2 ●うまくいってる? ●6×2 ●二人の子供フランス漫遊記
11 映画製作/撮影 :青山真治
1オプティミズム! 2<ワン・プラス・ワン> 3撮影=労働
4映画は戦場だ!パート? 5ゴダール・トランス
12 ポスト・ゴダール :暉峻創三
●王家衛 ●パルヴィス・キミヤヴィ ●候孝賢 ●黒沢清 ●章明
IV ゴダール・ショット分析  杉原賢彦

IV データ編
ゴダール物語 :荒尾信子
フィルモグラフィー
主要スタッフ
コラム
ゴダールはおしゃれ!              原田小百合
喜劇作家JLGの血は騒ぐ             ミルクマン斉藤
ゴダール映画は輝かしい特権的な劣等生である   金村修
『ウィークエンド』恐怖のない恐怖映画      神無月マキナ