瑞々しさを湛えた日本映画の黎明期。本書は『路上の霊魂』から『無法松の一生』に至る戦前映画の傑作54本の背景を追って、伊藤大輔・栗島すみ子・長谷川一夫・片岡千恵蔵ら総85人の関係映画人が、隠された秘話を語る異色の「日本映画名作史」である。