「これを読むには勇気がいるぞ」と語る黒沢清。彼こそゴダール的世界を脱構築した流行の作家である。立教大学・蓮實重彥ゼミナールの下で書かれた初期エッセイからスピルバーグやフーパー論、そして『地獄の警備員』に至る軌跡を集成した全映画ロード。