〈近代〉を外国から買い、欧米のモノに触れながら“学習”した明治の日本。本書は明治・大正の時代の細部を照射して、美術・建築・生活史のさまざまな断面を引用しながら、日本人の伝統的感性が変容するなかに近代デザインが成立した過程を鮮やかに描き出す。