デザインを一つの標識灯としながら、幅広い対象に視線を向け、そこから「野趣」と「粋」に生きる日本人独自の感性を鮮やかに浮かび上がらせる。江戸・明治・昭和にかかわる豊富な図版を駆使した、名著『江戸のデザイン』につづく著者快心の一書。