小津安二郎、ロベール・ブレッソン、カール・ドライヤーの三人の監督を、豊富な美術・宗教の知識を駆使して入念に論じた、見事な比較映画文化論。アメリカ映画界の鬼才が情熱溢れるハードな論考で、三監督に通低する“超越的スタイル”を解明する。