『巴里祭』『巴里の屋根の下』で知られる名匠クレールが、サイレントからトーキーに至る活気に満ちた混沌の時代の渦中を生きた足跡を、自ら反復・検証した映画的自伝。映画に捧げられた一つの“生”の絶えざる闘いのなかから“生きた映画史”が浮かび上がる。