『8 1/2』『サテリコン』『アマルコルド』などの数々の傑作を生んだ“映像の魔術師”フェリーニが、青春の日々、ネオレアリズモとの出会い、ユングやボルヘスなど同時代人への傾倒、道化たちへの限りない愛着を自ら語った“フェリーニによるフェリーニ論”。
目次
編者まえがき
リミニ、わが故郷
出会い
雑感1「私は嘘つきだが、誠実な人間だ」
マルクス主義批評家への手紙
イエズス会司祭への手紙
ヴェネト通り――甘い生活
検閲について
苦い生活――お金のための
モスクワでの『8 1/2』。
雑感2「自分の人形に恋をする人形使いのように」
なぜ道化師なのか?
漫画のヒーローたち
「あなたが最も尊敬する人は誰ですか?」
雑感3「私は想像と現実との間に境界線を引かない」
映画の誕生