1960年代後半、三島由紀夫、川端康成の自死に〈美しい日本〉の破綻と近代日本文化の危機を見たいいだもも。文明史を遥かに遡源する新しい歴史意識の立場から単一構造化状況に対決して日本文化の方位転換を提言する文化論集。