“世界で最も売れている脚本術”
『SAVE THE CATの法則』の書き込み式ワークブックが登場!!
小さなアイデアが大きな物語に。
一冊まるごと書き込んでいけば「あなただけの」ストーリーができあがる!
その分かりやすさと実用性から、読者から圧倒的な支持を得ている究極の物語創作指南書『SAVE THE CATの法則』。映画脚本だけでなく、マンガや小説、ゲームなどの物語に関わる制作現場では、分野を問わずそのメソッドが活用されています。
本書はその『SAVE THE CATの法則』を下敷きにした書き込み式のワークブックです。手順どおりにワークに取り組めば、あなたの身の回りのことやちょっとしたアイデアが、ストーリー設計に必要な「プロット」や「設定」に早変わり。ページをたどって一冊まるごと書き込んでいくだけで、読者や観客を惹きつける「あなただけの」物語を完成させることができるのです。
初めて物語を書くことにチャレンジする人から、すでに作品を発表したことのあるプロの人、もしくは、あと一息のところで書きあぐねている人――どんな人でも、アイデア練りからストーリーのアウトライン作りまで、ひとつひとつステップごとに進みながらメソッドを体得することができます。
「読む」より「手を動かす」ことを第一に、楽しみながら自分の力でストーリーを設計していける、すべての物語創作者の秘密兵器となる「超実践的」ワークブックの登場です。
本書はこんなあなたのためのもの!
・物語を作りたい! でも、何から手を着けたらいいのかわからない……
・すごいアイデアはあるのに、誰にも言わず、心にそっとしまっている……
・1ページ目は書いたけど、三日坊主でその後ファイルを開いてない!
・脚本や小説を1本書き上げたことがあるけれど、次回作ではもうちょっと深く取り組む必要を感じている
・経験もそれなりにあるプロだけど、これまでと違う新機軸に挑みたい!
・『SAVE THE CATの法則』は知っているけど、実際にどう使ったらいいかわからない
・書くのが大好きで、やっぱり楽しみたい!
講師をしたり、ワークショップを開いたり、作家と話をすると……いつも質問される。いったい何から始めればいいの? 作品が盛り上がるお楽しみの部分でつまったらどうすればいい? ちゃんとテーマの提示をやりきるコツって何? じゅうぶん練られた変化(=成長)するキャラクターを思いつくには?
手始めにはあの画期的な指南書『SAVE THE CATの法則』シリーズを読むのがおすすめ! なんだけれども、そうは言っても、実際の執筆はむずかしい──いろいろ疑問が出てくるし、むずかしい判断も迫られるし、気づけば作家はひとり孤独に助けを求める始末。そんなときに必要なのは、その答えへたどりつくためのヒントいっぱいの実用的なロードマップだ。
このワークブックはまさしくそれだ。あなたの秘密兵器で、ストーリーの決定打。これからのページをたどっていけば、あなたはアイデア練りから始まって、シーンのアウトラインを作りきるところまで行けるはず。ある意味では練習帳、あるいはストーリーの続きを促してくれる裏方さん、もしかすると師匠になるかもしれない。楽しく遊べるワークブックなのだ。全項目を埋め終わったあと、ぐるぐる悩んで、1冊全部もうぐちゃぐちゃに書いたとしても……最後にはわかる。あ、最高のストーリーが出てくるぞって。
(「この本について」より)
目次
第1章 あなたのストーリーを解錠(アンロック)せよ
第2章 ストーリーのアイデア
第3章 プロットとキャラクターの話をしよう
第4章 書き手として自分で道を選んで進もう
第5章 そのプロットにもっと厚みを!
第6章 作品内キャラクターの作り込み
第7章 『SAVE THE CATの法則』式ビート・シート
プロフィール
[著]
ジェイミー・ナッシュ(Jamie Nash)
作家・脚本家。ジョンズ・ホプキンス大学とMICAで脚本執筆について教鞭を執り、ポッドキャスト「Writers/Blockbusters」の共同司会も務めている。著書に『Save the Cat!® Writes for TV』のほか、児童向け小説『Bunk!』『The 44 Rules of Amateur Sleuthing』、SF小説『Nomad』も執筆。また、ホラー映画『イグジスツ 遭遇』『V/H/S ネクストレベル』『ナイトウォッチメン』『地球外生命体捕獲』『ラブリー・モリー』、ファミリー映画『Santa Hunters』『Tiny Christmas』のほか、ほぼ全ジャンルにわたってストーリーを売って世に出した経験がある。妻と息子、おしゃべりな犬とともにメリーランド州在住。
[訳]
大久保ゆう(おおくぼ・ゆう)
フリーランス翻訳家。幻想・怪奇・探偵ジャンルのオーディオブックや書籍のほか、絵画技法書や映画・アートなど文化史関連書の翻訳も手がけ、芸術総合誌『ユリイカ』(青土社)にも幻想文芸関連の寄稿がある。代表的な訳業として、アーシュラ・K・ル゠グウィン『文体の舵をとれ──ル゠グウィンの小説教室』(フィルムアート社)、『現想と幻実──ル゠グウィン短篇選集』(共訳・青土社)がある。