映像クリエイターのための完全独学マニュアル

不可能を可能にするテクニック〈撮影・録音・照明・ 構図・脚本・編集〉

リュドック=著
坂本千春=訳
発売日
2022年10月26日
本体価格
3,800+税
判型
B5判・並製
頁数
360頁
ISBN
978-4-8459-2132-4
Cコード
C0074
刷数
6刷
日本語版ブックデザイン
石島章輝(イシジマデザイン制作室)
原題
Le manuel de survie du vidéaste: Bidouilles de réalisateur

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限られた予算で大作映画のような映像を撮るにはどうすればいい?
必要なのは《テクニック》と《ギミック》の組み合わせ
「ギミック王」の映像作家による超実践的映像制作マニュアル!

映画学校に通うことなく、本やネットの助けを借りながら、独学で映像制作の知識や技術を身に付けて活動する、気鋭の映像作家のリュドック(Ludoc)が、自身の経験をもとに、限られた予算においてまるで大作映画のような映像を制作するための方法を徹底解説。

機材選びに始まり、現場での撮影・照明・録音の基本から、シナリオに基づくカット割り、フレーム内の構図の作り方、会話の撮影方法、画面に独特の動きを生み出す撮影や編集のテクニック、そして最終編集作業に至るまでの全工程を10章にわたって解説。図解イラストや著名な映画作品のカットを見ながら、映像制作を基礎からその発展形まで学ぶことができます。

それぞれの章は独立しており、必要な章だけを読むことももちろん可能。一見して不可能に見える大作映画のような映像表現について、具体的な映画シーンの分析とともに、いかに限られた手法や予算のなかで実現できるのか。そのための《ギミック》が、著者の経験と知識とともに具体的に解説される点はこの本の最大の特徴と言えるでしょう。

これから独学で映像制作を始めようとする入門者にも、すでに映像制作を手掛けながら様々な困難にぶつかっている現役クリエイターにも、心強い味方となる必読の一冊。

実際の撮影では絶対に通らないようなテクニックを僕は学んだ。このマニュアルを書くにあたって、僕は独学の監督としての慎ましい経験を集約して、レベルが低くてもテクニック、それと多くのギミックを使えば、素敵な物を撮影できることを証明しようと決めたんだ。
(本書「イントロダクション」より)


目次

イントロダクション

1:カメラを操作する
2:レンズの選び方
3:録音する
4:照明を当てる
5:シナリオをカット割りする
6:フレームの構図を作る
7:対話を撮影する
8:動きを生み出す
9:撮影の準備をする
10:映像を編集する

索引
参考資料
謝辞
クレジット

プロフィール

[著]
リュドック(Ludoc)
ビデオ監督、俳優、脚本家、コメディアン。YouTubeチャンネル登録者300万人を超えるコメディ集団スタジオ・ベーグル(Studio Bagel)の発表作品の数々で監督を務める(https://www.youtube.com/user/StudioBagel)。自身のYouTubeチャンネルにて、様々な撮影テクニック・ギミックを紹介している。

[訳]
坂本千春(さかもと・ちはる)
慶應義塾大学仏文科卒。フリーランスのフランス語翻訳家。書籍及びウェブサイト記事を中心に、芸術関連の翻訳を主として活動中。