人物デッサン「じゃない」ヒトの描き方。
あなた自身のイメージを生み出すための、
「描く、遊ぶ、生きる」の自由帳。
欧米各国で愛されるロングセラー・シリーズ
【 しりあがり寿(漫画家)特別寄稿収録 】
HOW TO SEEシリーズは「よりよく描きたい」全ての人のためのドローイング・シリーズです。各巻のテーマにもとづいて、シンプルなエクササイズが紹介されており、実際に手を動かすことを通じて、制作のインスピレーションを得るとともに、イメージを形にする力=ビジュアル・シンキングの方法を学ぶことができます。
第3弾『人間を描く』では、「人物を対象にしたドローイング」をテーマに、鉛筆一本で無限に可能性が広がるヒトの描き方について学んでいきます。
人物の典型的な姿・形に着目し、それらのディテールを描くこと。人物の仕種や行動を観察し、ヒト特有の動きを描くこと。よくある人物画デッサンにとどまらず、「ヒトをときほぐす」、「ヒトの芯をとらえる」ことを目指します。
人間という対象の本質をどうとらえるか? しりあがり寿さんが描き方の秘訣を語る特別寄稿「人を描くこと、人が描くこと。」も必読です。
「うまくできない」ことを理由に描くことをやめてしまった人。
ビジュアル・シンキングを身につけたい人。
クリエイティブな発想のヒントを得たい人。
現代アートにチャレンジしてみたい人のために。
あなた自身のイメージを生み出すための、「描く、遊ぶ、生きる」の自由帳です。
目次
まえがき
イントロダクション
1 鏡に映す
2 思い出す
3 つかむ
4 いたずら書きする
5 書く
6 文字を作る
7 形づくる
8 驚く
9 変える
10 骨組みにする
11 組み立てる
12 小さくする
13 構成する
14 取り囲む
15 シルエットで表す
16 断片にする
17 見つけ出す
18 ほのめかす
19 発展させる
20 動かす
21 アニメーションにする
22 立体にする
複数のためのノート
日本語版特別寄稿:しりあがり寿
「人を描くこと、人が描くこと。」
プロフィール
[著]
ピーター・ジェニー(Peter Jenny)
スイス連邦チューリッヒ工科大学名誉教授、専門はビジュアルデザイン。デザインやビジュアル・シンキングについて論じた数多くの著作があり、ドローイングの技術だけでなく、ビジュアル・イマジネーションの楽しみを教える本を多数執筆している。本シリーズは2001年よりドイツ語版・英語版・スペイン語版・ポルトガル語版が刊行され、多くの読者に楽しまれている。
[訳]
石田友里(いしだ・ゆり)
広島県生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業後、京都大学大学院人間・環境学研究科に在籍。2014-2015年、オランダのライデン大学に留学、西洋美術史を学ぶ。
[日本語版特別寄稿]
しりあがり寿
1958年静岡市生まれ。1981年多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。1985年単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。1994年独立後は、幻想的あるいは文学的な作品などを次々に発表、新聞の風刺4コママンガから長編ストーリーマンガ、アンダーグラウンドマンガなど様々なジャンルで独自な活動を続ける一方、近年は映像、アートなどマンガ以外の多方面に創作の幅を広げている。