漫画家、映画を語る。

9人の鬼才が明かす創作の秘密

島田一志=編
松本零士/上條淳士/楠本まき/浅田弘幸/五十嵐大介/松本次郎/武富健治/山本美希/諫山創=インタビュー
発売日
2015年5月25日
本体価格
1,800円+税
判型
B6判・並製
頁数
320頁
ISBN
978-4-8459-1451-7
Cコード
C0095
刷数
2刷
備考
品切

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『銀河鉄道999』から『進撃の巨人』まで。
人気漫画家たちが語る、創作と映画の関係性とは—

表紙は浅田弘幸描き下ろし!

松本 零士(『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』)/上條 淳士(『TO-Y』『SEX』)/楠本 まき(『KISSxxxx』『赤白つるばみ』)/浅田 弘幸(『I’ll』『テガミバチ』)/五十嵐 大介(『海獣の子供』『リトル・フォレスト』)/松本 次郎(『フリージア』『女子攻兵』)/武富 健治(『鈴木先生』)/山本 美希(『ハウアーユー?』)/諫山 創(『進撃の巨人』)のインタビューを収録!

漫画家の目から見て、いったい映画のどこがおもしろいのか?
漫画家は作品体験を、自分の漫画にどのように生かしているのか?
漫画は映画になろうとしたのか、そうではないのか?
そして、漫画と映画の未来とは?
本書に登場する9名の漫画家は、いずれも新しい漫画表現を切り開いた開拓者であり、<ヴィジュアル×ストーリー>の鬼才として、現在も最先端を走っています。
9名の鬼才たちが、映画の見方、人生を変えた映画の話、作品において「映画的手法」をどう考えるか、これから挑戦したい漫画の話などについて、じっくりと語っています。

本書は漫画家による新しい映画ガイドとしても楽しめますが、彼らの世界の見方、創作の秘密に触れることは、<ヴィジュアル×ストーリー>に関わる全てのクリエイターにとって、大きなヒントになるでしょう。
手塚治虫「新宝島」以降、歴史的にも切っても切れない関係にある、漫画と映画の関係を考えるヒントにもなる一冊です。

漫画作品、映画作品の図版を多数収録。

メディア掲載

目次

はじめに
Interview 1 松本零士
紙の上で映画を作りながら、漫画ならではの方法論を探してきた
Interview 2 上條淳士
僕のリズムを描くことが、僕にとっての漫画になる
Interview 3 楠本まき
「何も起きない日常」を描くために、キャラクターの魅力を引き出したい
Interview 4 浅田弘幸
イマジナリーラインを超えてでも「カメラ目線」を重視する
Interview 5 五十嵐大介
漫画も映画も、見えないはずのものを見せてくれる
<エッセイ> 映画館には漫画がいっぱい
Interview 6 松本次郎
次は「低予算映画を撮れ」と言われた監督の気持ちで
Interview 7 武富健治
「文芸漫画」は人間的なカメラワークから生まれる
Interview 8 山本美希
「本」という形と、絵で語ることにこだわりたい
Interview 9 諫山創
映画はいつも僕に活力を与えてくれる
おわりに

プロフィール

[著]
島田一志(しまだ・かずし)
1969年10月13日生まれ。漫画編集者、ライター。「週刊ヤングサンデー」編集部を経て、「九龍」元編集長。編集した作品に、『ショートカッツ』(古屋兎丸)、『ねこぢるまんじゅう』(ねこぢる)、『はなしっぱなし 新装版』(五十嵐大介)、『世界の終わりの魔法使い』(西島大介)、『薔薇のかたちのシ』(鈴木志保)、『屋根の上の魔女』(武富健治)、『山田のこと』(上條淳士)、『パラダイスバード』(佐藤明機)など約100作。また、著書に『COMIC IS DEAD』『ワルの漫画術』『ROCK COMIC』『新・漫画論』がある。