ディアスポラ亡命三部作など、中東が抱える矛盾と問題を鋭く見据えた映画作家が切り開く、〈ゴダール以後〉の映像ポリティクス。中東の戦火から生まれたアモス・ギタイの姿を、対話と証言、映画作品などから浮き彫りにする。
目次
第1部 概説
映画作家アモス・ギタイの誕生
ギタイとイスラエルの現在
『キプールの記憶』創作ノート
第2部 対話と証言
アモス・ギタイ インタヴュー
映画監督アトム・エゴヤン(『スイート・ヒアアフター』)との対話
作家アーサー・ミラー(『セールスマンの死』)との対話
スタッフ・インタヴュー:アンリ・アルカン、レナート・ベルタ、他
第3部 映画と政治のアーキテクチャー(キーワード批評)
歴史・物語
領土
亡命・ディアスポラ
言語・テキスト
ユートピア
音・音楽
視点・アイデンティティ
メディア・政治