今まで監督の直感の仕事として片づけられていた演技指導の技術を初めて体系化。状況に応じた適切な演技指導のケース・スタディを多数収録。監督と俳優との相互学習によって生み出すプロの映画作りの完全ノウハウ。
目次
Ⅰ リザルト演出とその特効薬
リザルト演出10の悪例
指導用語としての〈形容詞〉
指導用語としての〈動詞〉
〈事実〉の効用
〈イメ-ジ〉の活用
〈出来事〉とは何か?
〈身体の動き〉を指示する
〈質問〉という演出
Ⅱ 演技の〈間〉
恐れとコントロール
俳優の負う〈リスク〉
正直な演技
演技の〈間〉
俳優のもつ特異な心性
〈自由〉を生みだす
〈集中力〉の本質
Ⅲ 聞くことと話すこと
Ⅳ 俳優の創造的選択
質問する/される
逆転の発想
〈裁く〉ことの危険性
あなたは何を欲しているのか?
五感を刺激する〈イメージ〉
〈障害〉の機能
〈事実〉の力
真実であるという感覚
演技の調整
サブテキストへの留意
フィジカル・ライフが演技を生む
ディテ-ルを創造する
Ⅴ 感情の構成・移行・出来事 ルーライン
Ⅵ 俳優のリソースとトレーニング
個人的経験としての記憶
観察力
イマジネ-ションの確立
実際に経験する
生活の細部を知覚する
感覚/感情
師と先生
リアリティを伸ばす
舞台の演技鴨映画&テレビの演技
プ口フェッショナリズム
Ⅶ 脚本分析
初めて脚本を読むときの準備
ライター兼監督の場合
ト書きの編集
第一印象:チャート1
不変:事実とイメージ:チャ-卜2
想像力に富んだ選択:チャート3
出来事:チャート4
脚本が言おうとしていること
背骨
要点
Ⅷ キャスティング
Ⅸ リハーサル
リハーサル・プラン
フル・キャストの通し読み
シーン・リハ-サル
リハーサルのガイドライン
即興
ブロッキング:フィジカル・ライフの物体と動き
拒絶
テレビ・シリーズ
要点
Ⅹ 撮影
訳者あとがき