学生&プロ必携。現在の映画環境において、フィルムワークとともに不可欠なデジタルワークの知識を、実例を豊富に用いて詳しく解説したマニュアル本。映像新世紀、デジタル・シネマトグラファーへの道を開く一冊。
目次
PART 1 スタッフ編成
01 キャメラ・クルー
全体像/見習い助手/フォーカスプラー/キャメラオペレーター/撮影監督/クルーの慣習
PART 2 撮影技術
02 映画キャメラ
残像原理/コマ数/間欠輸動装置/シャッター/フィルムゲート/ループ/ビューフアインダー/マガジン/キャメラ・レイアウト
03 レンズ
レンズの選択/レンズの特徴/レンズの開放値/望遠レンズ/広角レンズ/ズームレンズ/現代のレンズ設計/ディストーション・収差/色収差
04 フィルム
フィルム/ネガフィルムの歴史とポジフィルムの現像/現在のフィルムの現像工程/パーフォレーション/エッジナンバー/フィルムの積出しと取り扱い方の注意
05 センシトメトリーの基礎
06 現像技術
現像所とのコンタクト/プリンターライト/密着焼き付け/光学焼き付け/ネガ編集/上映用プリント
PART 3 シネマトグラフアーのクラフト
07 露出計
キャメラスピード/シャッタースピード/標準反射板/露出計のタイプ/反射光式露出計/入射光式露出計/多目的露出計
08 照明比
照明比の範囲/視覚としての比率/劇場用映画とテレビ映画の照明比/撮影時のライティングレシオ
09 三点測光
三点測光/ポイント1/ポイント2/ポイント3/3つのポイントと特性曲線の関係/卜-ンの調整
10 18%グレーカードの使用法
情報の伝達者/プリント濃度のコントロール/色彩のシフト/現像作業とグレーカード/結論
11 色温度
色温度/フィルターとミレッド値/色温度計/カラーフィルム/ライトによる色温度の補正
12 キャメラ・フィルター
色温度変換/スキントーンを暖色系に/グラデュエート/ニュートラルデンシティー/ウルトラコントラスト/フォッグ/クロススクリーン/紗/蛍光灯補正フィルター/偏光フィルター
13 被写界深度
被写界深度と焦点深度/深度の計算機/F値と被写界深度/被写界深度における焦点距離の影響/深度の計算式
14 キャメラ・テスト
キャメラテストの必要性/フィルムを使用して行うテスト/フレームテスト/キズテスト/光線カプリテスト/レンズテスト/解像力テスト/フォーカステスト/バッテリー/トライポッド(三脚)
PART 4 オペレーティング
15 コンポジションとルールオブサード
ルールオブサード/六分割法/対角線の構図/複合しあう構図
16 レンズとパースペクティヴ
フレームサイズと焦点距離/遠近感
17 アスペクトレシオ
35mmのフレーム/ワイドスタリーン/3パーフォレーション・プルダウン/アナモフィック/65mmと70mm/スーパー35/テレビジョン
PART 5 DPとしての準備
18 ショットの準備
ロケハン/DPとしての準備/キャメラ機材リスト/ライト機材リスト/フィルム使用予定表/機材使用予定表
PART 6 映画の補強処理
19 スーパー16によるテレビ放映の補強処理
問題の本質/スーパー16mmフォーマットの変遷/ワイドスクリーンテレビとスーパー16/解決法/映画祭プリント