傑作『無防備都市』から『海の上のピアニスト』まで、激動の社会を華麗に映すイタリア映画の全貌を、映画雑誌、劇場プログラム、記録メディアの解説など、1979年から99年まで20年間にわたって発表された作品論、作家論から解き明かす。
目次
イタリア映画年代記
イタリア映画-1945-1999
1945――無防備都市
l946――戦火のかなた
1947――ドイツ零年
l948――揺れる大地
1950――神の道化師、フランチェスコ
1953――イタリア旅行
1954――夏の嵐
1960――若者のすべて
1960――情事
l960――甘い生活
1961――夜
1962――殺し
l963――山猫
1965――ポケットの中の握り拳
1969――地獄に堕ちた勇者ども
1970――フェリーニの道化師
1970――暗殺の森
1971――ベニスに死す
1972――ルートヴイヒ[復元完全版]
1972――ラストタンゴ・イン・パリ
1974――家族の肖像
1976――イノセント
1976――カサノバ
1976――1900年
1976――凱旋行進
1977――善悪の彼岸
1979――ルナ
1983――そして船は行く
1984――カオス・シチリア物語
1984――未来は女のものである
1986――肉体の悪魔
1987――インテルヴィスタ
1987――偽りの晩餐
1987――ラストエンペラー
1988――ニュー・シネマ・パラダイス
1989――フランチェスコ
1990――永遠のマリー
1990――太陽は夜も輝く
1990――シェルタリング・スカイ
1990――みんな元気
1993――親愛なる日記
1995――明日を夢見て
1995――心のおもむくままに
1998――シャンドライの恋
1999――海の上のピアニスト
代表的イタリア映画作家9
ルキーノ・ヴイスコンティ
ロベルト・ロッセリーニ
ミケランジェロ・アントニオ
パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
リーナ・ヴェルトミュラー/リリアーナ・カヴァーニ
ベルナルド・ベルトルッチ
プーピ・アヴァーティ
コラム
グラマー女優の系譜
ファシズム時代のイタリアの二つの顔
イタリア庶民の年代記