ハワード・ホークス

ハリウッド伝説に生きる偉大な監督

トッド・マッカーシー=著
高橋千尋=訳
発売日
2000年3月
本体価格
6,500円+税
判型
A5判・上製
頁数
824頁
ISBN
978-4-8459-0003-9
Cコード
C0074
備考
品切

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『三つ数えろ』『暗黒街の顔役』などの作品で、ヌーヴェル・ヴァーグ派の映画人たちから“映画の神様”と慕われたホークス。スポーツとギャンブルを好み、多くの女性を愛し、ヘミングウェイはじめ豊かな人脈の中から多彩な作品を生み出した、伝説的名匠の全生涯を追う。

目次

序――詩人の魂を持ったエンジニア
1――血統
2――特権階級の少年
3――ハリウッドの裕福な若者
4――ショータイム――そして最初の結婚
『栄光への道』『新旧恋の三段返し』『無花果の葉』『雲晴れて愛は輝く』『港々に女あり』『空中サーカス』『プアジル』
5――サイレントからトーキーへ『トレント大事件』
6――弟の死、新たな暁『暁の偵察』
7――先々のための辛抱『光に叛く者』
8――タフ・ガイな男たち――ヒューズ、ヘクト、ヘイズ
『暗黒街の顔役』
9――ワーナー・ブラザースに戻る『群衆の喚呼』
10――魚と海の男『虎鮫』
11――MGM時代――友人フォークナー、ソルバーグ
『今日限りの命』
12――途中降板、MGMを辞める『奇傑パンチョ』
13――スクリューボール喜劇――ヘクト“マッカーサー.コンビ
『特急二十世紀』
14――ニューヨークで独り暮らし『バーバリ・コースト』
15――心は大空に舞い上がる『無限の青空』
16――二十世紀フオックスとザナック『永遠の戦場』
17――ゴールドウイン作品でファースマンと『大自然の凱歌』
18――大浪費家――RKO時代
『ガンガ・ディン』『赤ちゃん教育』
19――空を飛べるのは天使たちだけ『コンドル』
20――性別逆転で“マシンガン・トーク”『ヒズ・ガール・フライデー』
21――スリム、ヘミングウェイ、ハワード・ヒューズ『ならず者』
22――ヒーローと戦争映画『ヨーク軍曹』
23――美女をめぐって『教授と美女』
24――第二の結婚、そして真珠湾攻撃とB17爆撃機『空軍』
25――ベル=エアーの暮らしとエラ・レインズ『駆潜艇K-225』
26――ローレン・バコールとハンフリー・ボガート『脱出』『三つ数えろ』
27――独立への衝動『赤い河』
28――スリムとの別れ、独立プロの挫折『ヒット・パレード』『赤い河』
29――男がスカートを着けるとき『僕は戦争花嫁』
30――老いたボス、新しい仲間  ウィンチェスター・プロ
『果てしなき蒼空』『遊星よりの物体X』
31――フォツクスのキツネとマリリン・モンロー
『モンキー・ビジネス』『紳士は金髪がお好き』『酋長の身代金』
32――ヨーロッパから「ピラミッド」の国へ『ピラミッド』
33――ヨーロッパで暮らして
34――西部に帰る『リオ・ブラボー』
35――お楽しみはアフリカで『ハタリ!』
36――魚釣りの話『男性の好きなスポーツ』
37――レーシング・カーと若い娘たち『レッドーフイン7000』『エル・ドラド』
38――カウボーイの最後の仕事『エル・ドラド』『リオ・ロボ』
39――砂から塵へ
40――後日談