日本のヌーヴェル・ヴァーグ作家として知られた著者の待望の評論/批評集。『心中天網島』以来、わが国の古典芸術への現代性溢れた実験を反復する映像の鬼才が、その映像以前と以後とに出現する言語領域を、鋭い洞察と古典への一流の知で定着する。