スター・ウォーズ スーパーグラフィック

インフォグラフィックで旅する はるかかなたの銀河系

ティム・レオン=著
佐藤弥生/茂木靖枝=訳
発売日
2019年6月26日
本体価格
2,200円+税
判型
B5判・並製
頁数
176頁
ISBN
978-4-8459-1824-9
Cコード
C0074
刷数
2刷

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ジェダイ・マスターも知らない驚きの統計結果から、知らなくてもぜんぜん困らないトリビアまで、
スター・ウォーズ世界を縦横無尽に飛び回る前代未聞のインフォグラフィック集!

スター・ウォーズ×統計×デザインが融合した、美しくも楽しい最上のエンターテイメントブック!

「統計とSF。相容れないはずの2つの世界が、ここまで見事に合体したものは見たことがない」
――ニール・ブロムカンプ(映画監督/『第9地区』)

本書は、『スター・ウォーズ』の世界を美しいインフォグラフィックで表現した作品です。
著者のティム・レオンは、ファンとしての熱い情熱とデザイナーとしての卓越したスキルで、スター・ウォーズの世界を見事にグラフィックで表現することに成功しました。

誰もがおなじみのスター・ウォーズのキャラクターや作品内での出来事やトリビアを、統計とデザインを駆使したまったく新しい方法で楽しむことができます。

『スター・ウォーズ』という壮大なサーガを目の前にし、「どの作品から始めればよいかわからない」という初心者の方には[正史をたどる はじまりはどこから]というチャートが手助けになるはずです。このインフォグラフィックでは、映画、テレビシリーズ、小説、コミックを色分けしたうえで、それぞれの作品を時系列に配置し、わかりやすく表現しています。

また、スター・ウォーズの熱心なファンであれば、映画作品中でシーンが切り替わるときの多様なワイプ処理の種類や回数をグラフ化した[シーン切り替えエフェクト全集]というインフォグラフィックを楽しんでいただけるはずです。

他にも、ライトセーバーの色の持つ意味や、人気キャラクターの身長比較、ジェダイ最高評議会の席順など、著者のティム・レオンが情熱をもって収集したデータが美しいインフォグラフィックで表現されています。

あらゆる年代のスター・ウォーズファンが楽しめる一冊。
スター・ウォーズファンはもちろんインフォグラフィックを愛する人にもお勧めいたします。

メディア掲載

読者モニターの感想

スター・ウォーズマニアの一人として言わせてもらえば、これ以上ない愉しい一冊です。各作品群に散りばめられた様々なデータを緻密・細密・印象的なグラフにまとめ上げた手腕と着眼点、所々に仕込まれたお遊びや毒気が堪りません。ライト層にとっては「だからなに?」という些事や小ネタこそ最高の御馳走として味わえるマニア層に属す方なら必読の一冊だと思います。
(30代男性)

ページごとの情報量が多く、読みながら映画のシーンを思い出すことができ、じっくり楽しめる本だった。作中の笑えるセリフやしょうもないようなことをインフォグラフィックにされると余計に面白い。特に「クレジットの通貨価値基準」というインフォグラフィックで、ハンがジャバに借りている金額がべらぼうに高く、見た瞬間吹き出してしまった。
(20代男性)

オープニングクロールやキャラクターの発言に関するトリビアなどのいわゆる小ネタや、アニメ「クローン・ウォーズ」の時系列をはじめとした実用的なもの、さらにはクレジットの通貨換算表といった新出の設定など、ライト層からコア層まですべてのファンが楽しめるデータが盛りだくさん。
個人的に最も面白かったのは「ジェダイ最高評議会の席順」。エピソードやクローン・ウォーズのシーズンごとにこんなに席順が変化していたなんて気づかなかった!!
驚きに満ちたファン必読の一冊です。
(10代男性)

映画の内容についてのインフォグラフィックのみならず、オープニングクロールやシーン切り替えエフェクトなどの映像技術にも着目したインフォグラフィックは、映画技法的な観点から見て興味深かったです。長年のスターウォーズファンを唸らせるようなコンテンツからは、膨大な情報量のサンプリングを行った筆者の並大抵ではない尽力が感じられました。
(20代男性)

本書に登場するインフォグラフィック(一部)

[一千光年の道も一歩から オープニングクロールについてあなたが知らない事実]
→映画のオープニングクロールの単語数や大文字で強調されている単語、クロール末尾のピリオドの数などをグラフ化

[侮辱同好会へようこそ 目で見る誹謗中傷の度合い]
→作中で辛辣な言葉を浴びせられる頻度の高い6キャラクターを取り上げ、各人に浴びせられた誹謗の絶妙具合を棒グラフ化

[スター・ウォーズ解体新書]
→登場人物が手や腕を失った場面をまとめ、その失った手や腕をイラストで紹介

[フォースが強いのはだれだ]
→SWの映画のなかで「フォース」という言葉を口にした回数を、登場人物ごと&エピソードごとにグラフ化

[ドロイドの性格マトリックス]
→ドロイドを「従順/大胆不敵」「素直/気難しい」という軸でマトリックス化

目次

4 オープニングクロールについてあなたが知らない事実
6 ボバ・フェットはどれに出てた?
8 はじまりはどこから
10 はるかかなたの銀河系で…
12 大きさはやはり重要
14 銀河の歴史を学ぼう
18 さほど悪くない状況/かなり深刻な状況
20 誰が一番しゃべってる?
22 ルークの成長記録
24 スター・ウォーズ銀河の統治の歴史
26 “やつは人間というより、もはや機械だ”
28 下手な鉄砲も数撃てば
30 ブラスターの色
32 ライト・メーター
36 ライトセーバーの所有者
38 ストームトルーパーからの指令
39 ダース・モール
40 フォースが強いのはだれだ
42 フォースとともにさらなるパワーを
44 マインド・トリックの成否
46 遅咲きの騎士たち
48 銀河の果てのすれちがい
50 ジェダイ最高評議会の席順
52 ジェダイ評議会はいくつあるか
54 ローグ・ワンへの道
56 立場の逆転
57 ひとつではなくふたつ
58 銀河系最速の宇宙船はどれか
60 ミレニアム・ファルコンの歴代所有者
62 タイ・ファイターとは
64 デス・スターの建設
66 ヤヴィンの戦いから生還できた反乱軍の戦闘機
68 スター・ウォーズ解体新書
70 R2-D2がたどった航路
72 ドロイドの5つの等級
74 R2-D2の頭のなか
75 C-3POの頭のなか
76 3,720分の1
78 ドロイドの性格マトリックス
80 BB-8の移動方法
81 バトル・ドロイドの返事
82 倒されたドロイドの嘆き
83 ダース・ベイダー
84 反乱者たちの素顔
86 キャラクターたちの呼び名
88 目で見る誹謗中傷の度合い
90 銀河系で人気の侮辱語_”クズ(SCUM)”ランキング
92 ジャバの宮殿に住まう悪党
93 ジャワ族の商品
94 ジャバ家のホームパーティー
96 スローフード運動
98 ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
100 725分の1
102 ナブーより愛をこめて
104 シーン切り替えエフェクト全集
106 K-2SOの査定
107 ジェダイの伝説
108 父親問題を表すベン図
110 決闘の全勝敗結果
112 生死の分かれ目
114 戦いの記録
116 ヨーダ
118 ライトサイド(の構成色)
120 ダークサイド(の構成色)
122 ダークサイドへ至る道
124 ストームトルーパーの命令系統
126 “あれは月じゃない”
128 一度ならず二度までも
129 「イウォーク・セレブレーション (ヤプ・ナブ)」
130 ランドの大口取引リスト
132 そこに隠れているもの
134 貴重な積み荷
136 つねにやつらはふたり
137 カイロ・レンを引きつけるもの
138 ストームトルーパーのユーティリティベルト
140 レイア姫に言わせると、グランド・モフ・ターキンの統治方針は
141 ウォーク・ディス・ウェイ
142 ジェダイが望むもの
143 ケープの着こなし比較
144 スカイウォーカー家の系譜
146 ブーンタ・イヴ・クラシック
148 マズ・カナタ
149 下取り価格
150 クレジットの通貨価値基準
152 レイが視たヴィジョン
154 銀河系の色
156 マスターと弟子の全相関図
158 グリードの幸運
159 アクバー提督のNGカット
160 ストームトルーパーにしてはおチビさんね
162 常人では思いつかない現実離れした名前
164 乗りもの略称一覧
166 名前の中にかくれている意味
168 「クローン・ウォーズ」のエピソードの正しい順序
170 スター・ワーズ
172 歴史は繰り返す
174 時間と空間

プロフィール

[著]
ティム・レオン(Tim Leong)
受賞歴のある『Super Graphic: A Visual Guide to the Comic Book Universe』の著者(Best Art & Design Book of 2013, Amazon)。「エンターテイメント・ウィークリー」のクリエイティブ・ディレクターも務める。お気に入りのスター・ウォーズ映画は『帝国の逆襲』。彼のレイア姫とジェダイ候補生とともにブルックリンで暮らしている。

[訳]
佐藤弥生(さとう・やよい)
東京都生まれ。幼少期を返還前の香港で暮らす。商社などの勤務を経て、国内メーカー、在日米海軍などで20年以上技術翻訳に携わる。お気に入りのスター・ウォーズ映画は『新たなる夜明け』と『ローグ・ワン』。

茂木靖枝(もぎ・やすえ)
ロンドンで英語とコンピューターを学ぶ。金融系システム会社などの勤務を経て、現在は翻訳業と会社員を兼務。訳書に『アテンション』(飛鳥新社/共訳)がある。お気に入りのスター・ウォーズ映画は『シスの復讐』。