リュミエール兄弟からスピルバーグまで、
映画史に残る名作・傑作を手がけた、
映画監督たちの35の言葉から映画作りの神髄を読み解く。
言葉を通して、映画を見よう。
イラストレーション:得地直美
80年代以前に映画を撮ってきた、巨匠たちによる珠玉の名言・格言集。
その言葉がどのような文脈〈コンテクスト〉において語られたものか、
作品にどのように関わっているのか、
今日においてどのような意義を持っているのか。
今もなお遺る胸を打つ言葉の数々が、
多数の映画評論家・ライターによる解説、
『神保町』『本屋図鑑』の得地直美によるイラストで蘇る。
名前は聞いたことがあるけど、作品に触れたことがない。
もう一度あの時代、あの作品に思いを馳せたい。
巨匠たちの言葉をガイドに、映画史を旅する一冊。
【本書で扱う監督名】
オーギュスト・リュミエール/ルイ・リュミエール、デヴィッド・ウォーク・グリフィス、バスター・キートン、チャールズ・チャップリン、カール・テオドア・ドライヤー、エルンスト・ルビッチ、ロバート・フラハティ、牧野省三/マキノ雅弘、ジョン・フォード、ハワード・ホークス、溝口健二、ジャン・コクトー、ジャン・ルノワール、フリッツ・ラング、アルフレッド・ヒッチコック、ロベルト・ロッセリーニ、ロベール・ブレッソン、小津安二郎、オーソン・ウェルズ、フェデリコ・フェリーニ、黒澤明、ニコラス・レイ、サミュエル・フラー、ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、エリック・ロメール、大島渚、ジョン・カサヴェテス、マルグリット・デュラス、フランシス・フォード・コッポラ、ヴィム・ヴェンダース、マノエル・ド・オリヴェイラ、ジャン=マリー・ストローブ/ダニエル・ユイレ、クリント・イーストウッド、スティーブン・スピルバーグ
メディア掲載
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キネマ旬報 4月下旬号 評者:月永理絵
「どこまでも映画づくりに寄り添った一冊」
目次
はじめに
01 オーギュスト・リュミエール/ルイ・リュミエール
02 デヴィッド・ウォーク・グリフィス
03 チャールズ・チャップリン
04 バスター・キートン
05 カール・テオドア・ドライヤー
06 エルンスト・ルビッチ
07 ロバート・J・フラハティ
08 牧野省三/マキノ雅弘
[コラム①]
映画監督の声を聞く/撮ることー「我らの時代の映画作家/映画、我らの時代の」シリーズについて
09 ジョン・フォード
10 ハワード・ホークス
11 溝口健二
12 ジャン・コクトー
13 ジャン・ルノワール
14 フリッツ・ラング
15 アルフレッド・ヒッチコック
[コラム②]
『定本 映画術ヒッチコック/トリュフォー』ーバイブルの読み方、読まれ方
16 ロベルト・ロッセリーニ
17 ロベール・ブレッソン
18 小津安二郎
19 オーソン・ウェルズ
20 フェデリコ・フェリーニ
21 黒澤明
22 ニコラス・レイ
23 サミュエル・フラー
[コラム③]
記憶を秘めやかに継承するー名匠の言葉から/のもとに映画をつくること
24 ジャン=リュック・ゴダール
25 フランソワ・トリュフォー
26 エリック・ロメール
27 大島渚
28 ジョン・カサヴェテス
29 マルグリット・デュラス
[コラム④]
描かれる映画監督ー創始者、革新者、よそ者たち
30 フランシス・フォード・コッポラ
31 ヴィム・ヴェンダース
32 マノエル・ド・オリヴェイラ
33 ジャン=マリー・ストローブ/ダニエル・ユイレ
34 クリント・イーストウッド
35 スティーブン・スピルバーグ