今村久美、開沼博、﨑田恭平、杉山文野、鈴木寛、園田裕史、藤井浩人、古田敦也、吉田雄人 など、各界の著名人が推薦! !
2016年7月末、選挙権が18歳に引き下げられることをきっかけに、今後、選択肢が増える若い世代に、社会のしくみや構造、問題になっている事柄の背景や論点をコンパクトにまとめて伝える1冊。
恋愛や結婚、就職や仕事のことなど身近な話題から、戦争、震災、高齢化、ストレスや鬱についてまで、現代のトピックをわかりやすく解説。20代、30代、50代の著者と40代の編集者によって、世代間の多様な見解と、各選択のメリット・デメリットを提示し、問題の背景についての用語も解説。18歳の選挙権を「武器」ととらえ、いま、社会の多様な論点をフラットに知ることで、じっくり「自分の頭でものを考える」訓練やきっかけとなる。
☆様々な方から読後の感想を頂いております!☆
「面白かった!普段乗っかって普通に暮らせている、行政や政治や暮らしの仕組みのことを考えてこなかったし、そもそも知らなかった、教えられてなかったなのを感じた。知らないわからないから、自分の影響力がわからないから、不安があったり、疑問に感じたことがないからそれをどうすればわからないのが現状な中で、まず知ることで、自分の意識やアクションがどんな未来につながるかを自分ごと化して考えるきっかけになるなったり、可能性を感じられる本だと思った。」
(30代、男性、会社員)
「まさに18歳の息子に読ませようと思って買いましたが、読み始めたらニュースでは流れていってしまって知った気になっていることがコンパクトかつ論点が併記されていてわかりやすく、自分がまず知らなくちゃと読んでいます。息子からは早く読みたいと催促されています笑」
(40代、主婦)
「ワイドショーやテレビで見て、わかっているようだけどわからなかったことが、すっきりわかりました!」
(30歳、専業主婦)
「すごく内容が濃い本だと思いました。18歳向けの入門書かと思っていたら大間違いでした。一つ一つ大きな問題ばかりなので、何度も、じっくり読ませていただいています。」
(38歳、男性、TVディレクター)
「今の社会の気になることが分かりやすく整理されていて、自分と社会との接点がクリアになる。生活や仕事の中のやり方を見直す良い機会になりました。」
(30代、ビジネスマン)
「今までなんとなく保障費がやばいとか、将来年金やばいみたいな漠然と思ってたけど、具体的な政策とか数値が書かれていることでリアリティが増しました。おかげで、政党や候補者の公約も意味が少しだけ理解できるようになりました。選挙、行きます!」
(20代、女性、大学生)
「『18歳からの選択』を18歳だけのものにしちゃうなんてもったいない!全世代の選択のガイドブック!」
(50代、会社役員)
『意識高い系』とか『マイルドヤンキー』とか、大人が大人のロジックで貼り付けたがるラベルなんて一切気にせず、18歳の読者たちが未来をつくれると信じてつきすすむための羅針盤になる本となることを期待しています。
———今村久美(NPO法人カタリバ代表理事)「多様な人の政治参加」も「より幅広い情報公開」も素晴らしい。近年両者は制度・政策的裏付けをもって急速に進んできたし、今後、もっと進めばいい。ただ、それだけでいいのか。参加して満足、公開させて満足になっていないか。恐らく、そろそろ次の段階に行かなければならない。参加して何を実現するの。情報から何を見出して自分たちのためになることを実現するの。実はこっちのほうがよっぽど難しい。そろそろここに手をつけないと未来はない。本書はこの次に実現すべきことを考える上での教科書になるだろう。
———開沼博(社会学者)私よりずっと若い人たちにも、「政治は自分たちに直接関わることなんだ」と感じてもらえれば、と思いながら「市長」という仕事をしています。そして、ぜひ一緒に踏み出して欲しいと思っています。
この本が皆さんにとって、政治を「遠い世界のこと」ではなく「自分たちのこと」だと思えるきっかけになれば大変嬉しく思います。
———﨑田恭平(宮崎県日南市長)歳をとれば大人になると思っていたし、大人になったら社会のことがわかると思っていたけど、35歳になった今もわからないことだらけ…。
恥ずかしくて今更人に聞けないので、家でこっそり読んでいます。
———杉山文野(特定非営利活動法人 東京レインボープライド 共同代表理事)社会に横たわる矛盾や葛藤を、様々なトピックを通じて、大変分かりやすく解説されており、政治リテラシーを身につけるきっかけとして、多くの若者に読んでいただきたい良書です。
———鈴木寛(東京大学・慶應大学教授)未来へ向けた行政課題解決方法がここにあり。ソーシャルビジネスに取り組む第2世代たちの声に、耳を、心を、体を傾けろ!
———園田裕史(長崎県大村市長)私たちの世代が社会に無関心、声を上げない、参画しない。
これは、社会全体としても大きなマイナス。
未来を切り開く鍵は、様々な世代、視点からの知恵とアイデアによる多様性です。
求められていることは、私たちの世代が投票箱に紙片を入れることではなく、主体的立場で未来をイメージすることであり、その扉を開くことができた先には、新たなステージが待っています。
———藤井浩人(岐阜県美濃加茂市長)選挙権が18歳に引き下げられますが、選挙に参加する、社会に1票を投じる事を意識している若者は少ないと思います。これは、日本の未来は自分たちで切り開くんだという気持ちになるような本です。期待します。
———古田敦也(スポーツコメンテーター)政治は決して、雲の上の存在、鍵のかかった重い扉の向こうにあるもの、ではない。
政治は、手を伸ばせば届く存在、引き出しを開ければ入っているもの、でなければいけない。
政治を、もっと当たり前のものに。もっと、私たちのものに。この本はそのための「取扱説明書」だ。
———吉田雄人(神奈川県横須賀市長)
目次
はじめに
PART1 なぜ18歳に「選択」が必要なのか?
社会における18歳のポジション
そもそも民主主義とは?
政治や社会に参加することの意味
2%の重み
「自分ごと」で社会を見つめる
社会を知ることがよりよい選択につながる
PART2 いま考えておきたい論点20
1 18歳選挙権 後藤寛勝
2 結婚/子育て 横尾俊成
3 世代間格差/高齢化 後藤寛勝
4 キャリアデザイン(仕事) 上木原弘修
5 お金 上木原弘修
6 いじめとストレス 横尾俊成
7 SNS 横尾俊成
8 メディアリテラシー 上木原弘修
9 地域コミュニティ 後藤寛勝
10 LGBT 横尾俊成
11 ピープルデザイン 後藤寛勝
12 大震災 後藤寛勝
13 憲法 後藤寛勝
14 外国人との共生社会 上木原弘修
15 食料問題とバイオテクノロジー 横尾俊成
16 エネルギー問題 上木原弘修
17 再生医療 横尾俊成
18 人工知能(AI) 上木原弘修
19 宇宙開発 後藤寛勝
20 テロと戦争 後藤寛勝
PART3 自分の未来をつくる7つのアクション
1 小さなアクションから始める
2 スマホを置いて、まちに出る
3 自分の意見をどんどん表明する
4 数字で語り、世界のデータを探る
5 ナナメの関係をたくさん持つ
6 5つの方法で政治をうまく使う
7 アンテナを張り、学び続ける
おわりに
プロフィール
[著]
上木原弘修(うえきはら・ひろのぶ)
博報堂ビジネス開発局シニアマーケティングディレクター。
1959年、福岡県生まれ。1983年東京大学文学部を卒業後、博報堂入社。マーケティングプラナー、マーケティングディレクター、MD局チームリーダー、MD戦略推進局グループマネジャー等を経て現在に至る。食品、飲料、自動車、金融などのキャンペーン業務立案、商品開発業務、マーケティング意志決定システム開発などに従事。その後、ブランド業務専任を経て、タッチポイントプラニンググループ立ち上げに携わる(同グループマネジャー)。
現在はソーシャルブランディング業務などのリーダーを務め、またCSV(共有価値経営)をテーマにプロジェクトを多く手がけている。
日本広告学会会員。日本広報学会会員。一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム理事。
主な著作・訳書、論文に、『ソーシャルインパクト』(共著・産学社)『「学ぶ、考える、話しあう」討論型世論調査-議論の新しい仕組み』(共著・ソトコト新書)、『ドン・シュルツの統合マーケティング』(共訳、ダイヤモンド社)、『コンセプトノート96』(共著・PHP)、JAAA懸賞論文金賞「広告の今日的価値」 、「全広連生活者主導社会の統合マーケティングとタッチポイントTMプラニング」ほか多数。
横尾俊成(よこお・としなり)
NPO法人グリーンバード代表/港区議会議員(無所属)。
1981年、神奈川県生まれ。早稲田大学人間科学部を卒業後、早稲田大学大学院人間科学研究科を修了。コミュニケーションの力で日本のNGO・NPOや地域を盛り上げたいと2005 年、博報堂に入社。会社が赤坂に移転した直後「会社もまちに貢献するべき」との思いから、仲間と「グリーンバード赤坂チーム」を設立しリーダーを務める。在社中、雑誌『広告』の編集委員を務めたほか、2009年には「社長賞」受賞。
2010年10月、博報堂を退社し、国内外に78のチームを持ち、若者の力でまちづくりを行うNPO法人「グリーンバード」の代表に。まちの様々な問題を解決するためには、これまで社会の仕組みをつくってきた組織の内側から変えていくべきとの思いから、港区議会議員に立候補。初めての選挙で当選する。現在、まちの課題を、若者や「社会のために役立ちたい」と思う人々の力で解消する仕組みづくりをテーマに活動している。第6回・第10回マニフェスト大賞受賞。
月刊『ソトコト』(木楽舎)で「まちのプロデューサー論」連載中ほか、大学生向けサイト「日経カレッジカフェ」(日本経済新聞)で 「僕ら流・社会の変え方」を連載中。著書に『「社会を変える」のはじめかた』(産学社)がある。その他、講演実積、TV、ラジオ、新聞、雑誌などへの 掲載実積多数。
後藤寛勝(ごとう・ひろかつ)
NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」代表理事。
1994年、新潟県生まれ。中央大学経済学部在籍。 高校時代はボート競技で全国大会出場。上京と同時に、18歳から若者と政治がつながる機会と場づくりを行う活 動を始める。
現在は、NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」の代表理事として、中 学・高校での票育授業や、高校生と国会議員の討論イベント、地方自治 体での人材育成事業など全国各地に足を運び活動中。
活動テーマは「若者と政治に新しい出会いを届ける」。 昨年10月、内閣府地方創生推進室/内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局RESAS専門委員に就任。 18歳選挙権に関連し、TV、ラジオ、新聞、雑誌などへの掲載実積多数。
HP: http://boku1.org
Twtter:@hirokatsu_goto