小説、ゲーム、映画、アニメ、マンガ、演劇……
あらゆる物語づくりの発想を広げ、世界観を支える
「星座と神話を使ったストーリーテリング」の決定版!!
現場で使える《創作のガイド》
知識が身に付く (Q)20の質問エクササイズ =合計600問!
内容を整理する 豊富な図表+占星術用語解説集
本書は物語創作者をはじめとするクリエイターに向けた、“使える”占星術の入門書です。
冒険ゲームのシナリオや、大人数のアニメのキャラクターなど、さまざまなコンテンツの中に、占星術や神話が生かされた展開や設定は多く存在します。
本書では、10の天体=キャラクター設定 × 12の星座=ストーリー展開 × 12のハウス=舞台設定で、【1440通り】以上のキャラやストーリーが作れるよう伝授します。
物語の構成やテーマ、人物が置かれる状況、人物を表す象徴的な表現や衣裳デザイン、職業などの詳細な設定まで、多様で複雑な物語の作り込みに必須のガイドです。
物語づくりに困ったとき、キャラクターの設定を増やしたいとき、劇的な展開をつくりこみたいとき、創作の根拠づけが欲しいとき、とにかく創作のネタを探しているとき……必ず役に立つ1冊です。
占星術師とストーリーテラーの共通点は多い。どちらも人間の本質を探り、心の中に隠された動機や秘密、願望をつきとめる。人の心を悩ませるものは何か、人は無意識にどう突き動かされるか。葛藤、解決、勇気、共感、人生の転機となる成長や発展……占星術のボキャブラリーは創作の現場でも同じ。ホロスコープ=天体の配置図を「天空のドラマ」と呼ぶ占星術師も多い。占星術の知識の実用性と即効性に驚くに違いない。(introductionより)
目次
イントロダクション
PART1 天体 -The Planets-
天体はドラマの登場人物
太陽:中心で輝くスター
太陽以外の天体
月
水星
金星
火星
木星
土星
天王星
海王星
冥王星
準惑星と小惑星
ケレス
パラス
ジュノー
ベスタ
ブラックムーン・リリス
キロン
補足:天体をキャスティングに当てはめる
補足:占星術と身体
補足:時代を表す天体
天体のアスペクト
補足:人間の成長の7段階
PART2 12サインとストーリー -Signs and Stories-
獣帯の12サイン
同じ性質を持つサイン
白羊宮/牡羊座
金牛宮/牡牛座
双児宮/双子座
巨蟹宮/蟹座
獅子宮/獅子座
処女宮/乙女座
天秤宮/天秤座
蠍宮/蠍座
人馬宮/射手座
白羊宮/山羊座
宝瓶宮/水瓶座
双魚宮/魚座
占星術キャラクター設定一覧表
補足:ヘーラクレースの12の功業
英雄の旅
PART3 12の「ハウス(室)」 -The Houses of the Horoscope-
チャートを利用して設定を考える
補足:舞台設定に特徴を与える
第1ハウス:自己イメージとアイデンティティ
第2ハウス:大切にしている所有物
第3ハウス:コミュニティとコミュニケーション
第4ハウス:家庭とファミリー
第5ハウス:創造とレクリエーション
第6ハウス:労働と奉仕
第7ハウス:結婚とパートナーシップ
第8ハウス:セックスと死、他人のお金
第9ハウス:高度な精神
第10ハウス:キャリアと社会的地位
第11ハウス:友人、旅の同伴者
第12ハウス:秘密、夢、幻想
ホロスコープ・チャートの読み方
まとめ
PART4 簡易参照ガイド – Quick Reference Guides-
【基本情報のまとめ】
【占星術用語集】
【推薦図書】
訳者あとがき
プロフィール
[著]
コリーン・ケナー
文筆家。抽象的な概念を実践的な文章で書くことを得意とする。これまでに『Tarot and Astrology』『Tarot for Writers』『Tarot Journaling』など16冊の著書を出版。仏、伊、日、波、葡、羅、露など世界各国の言語に翻訳されている。前身は新聞記者、雑誌編集者。これまでに5冊のアンソロジーを編集し、Llewellyn Publications刊行の『AstrologicalCalendar』『DailyPlanetary Guide』『Sun Sign Book』などをはじめ、多数の占星術関連出版物も手がける。タロット・カードにも造詣が深く、カンファレンスでの基調講演や講座を行なう。また、イギリス、カナダ、アメリカ合衆国で占星術やクリエイティブ・ライティングの指導者としても活躍。ノース・ダコタ州出身。ブラジル居住を経てロサンゼルスに移り、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で哲学を専攻して学位取得。ソフトウェア開発者の夫との間に4人の娘がいる。現在、夫婦でミネソタ州ミネアポリスに在住。ウェブサイトwww.corrinekenner.com(英語)。
[訳]
シカ・マッケンジー (Shika Mackenzie)
関西学院大学社会学部卒。「演技の手法は英語教育に取り入れられる」とひらめき、1999 年渡米。以後ロサンゼルスと日本を往復しながら、俳優、通訳、翻訳者として活動。教育の現場では、俳優や映画監督の育成にあたる。ウェブサイト英語劇ドットコムを通じ、表現活動のコンサルティングも行なっている。訳書に文化庁日本文学普及事業作品『The Tokyo Zodiac Murders』( 英訳、共訳)、『魂の演技レッスン22』、『“役を生きる”演技レッスン』、『監督と俳優のコミュニケーション術』、『監督のリーダーシップ術』、『新しい主人公の作り方』、『ストラクチャーから書く小説再入門』(フィルムアート社)他 。