minimalism

30歳からはじめるミニマル・ライフ

ジョシュア・フィールズ・ミルバーン/ライアン・ニコデマス=著
吉田俊太郎=訳
発売日
2014年3月25日
本体価格
1,700円+税
判型
四六判・並製
頁数
224頁
ISBN
978-4-8459-1324-4
Cコード
C0098
刷数
3刷
備考
品切

その他のネット書店から購入

今のままで本当にいいの?
最小限しか持たずに最大限に豊かな暮らしをするための21世紀の幸福論。

「イケメン2人がステレオタイプな成功を捨て去り、ミニマリスト的成功を手にする鼻持ちならない本として読むか、変化と成長、そして貢献を軸とする新しい生き方の指南書として読むか、実はあなた次第。読む側の覚悟が問われる、けっこうハードな本です。」
江口宏志氏(ブックショップ「UTRECHT」代表、『ない世界』著者)

ジョシュア・フィールズ・ミルバーンとライアン・ニコデマスの30歳男性2人組「ザ・ミニマリスト」。本書は、都会で暮らしながら、消費や物欲の生き方に別れを告げて、より充足した人生に変えていくための小さなきっかけとちょっとした見方の変え方のヒントをこの「ザ・ミニマリスト」が紹介し、ライフスタイルを提案する本です。

著者二人は、広い家、最新の暮らし、会社での昇進と高い年収を得て、誰もがうらやむ成功を一度はおさめた「勝ち組」。しかし時間や人間関係に追い立てられてふと立ち止まってみたときに行き詰まりを感じ、その時にどう生き直すか、という視点で、読者に寄り添いながら、現代的なリアリティを重視して書かれています。

都市生活者が、シンプルな生活に価値を再発見すること。
物質的に満たされても精神的に本当に豊かに生きることとは同義ではないことに気づき始める時に、単に「原点回帰」「断捨離」ということではなく、無理をしない・背伸びしないで、都市生活者にリアリティのある現在的な、自分らしいシンプルライフを考えるための生き方のヒントと、その「ミニマリズム」という生き方のエッセンスを凝縮させることを目指した1冊です。

ミニマリズムとは、有意義な生活や人生を送るためのツールだ。誰もが探し求めている幸福(と断言しても問題ないですよね)を手に入れるためのツールなのだ。
幸せに暮らしたくないと思っている人はいないはずだけれど、ミニマリズムはその手助けになる。
ミニマリズムには特定のルールなんか存在しない。
ミニマリズムとは、単純に、生活の中から不必要なものをそぎ落として、本当に大切なものだけにフォーカスを当てることだ。
~「イントロダクション」より

メディア掲載


目次

目次

part1 イントロダクション
ザ・ミニマリスツについて
まえがき
ミニマリズムって?

part2 今を生きる
山に身を置くこと
さっさとその皿を平らげなさい

part3 心の健康
幸せについて
感傷のこもったアイテムを捨てる
ジェラシーは無駄な感情
「いっぱいいっぱい」の取り扱い方
モーションがエモーションを呼ぶ

part4 成長
ミニマリズムで成長する
ミニマリズムにビビりまくっている僕
ミニマリズムは健康だ ――僕がどうやって70パウンド(31.7キロ)減量したか
30歳は二度目の20歳なんて嘘
この30年で学んだ30のこと

part5 貢献
生きるとは与えること
人とのより深い関係を築き上げる
正当に報いる
ミニマリスト・ファミリー ――まずは自分から

part6 パッションとミッション
パッションを追及するため高収入の仕事を辞めたこと
嘘の生活をやめて、本当の人生を送り始める
くたばっちまえ、僕はやめるよ!
ミニマリストの経済と予算

part7 行動を起こす
思い切って決断するために
良いアイデアが浮かんだら、絶対に行動する
パッキング・パーティー

part8 変化と試行錯誤
頑張らない
ミニマリスト、新年の抱負
お前はお前が着ているカーキ・ファッションじゃない
僕がテレビを持っていない理由
僕の最も建設的な行動はインターネット接続を断ったこと
時間を消す
大切なことだけにフォーカスを当てる

謝辞

訳者あとがき

プロフィール

[著]
ジョシュア・フィールズ・ミルバーン+ライアン・ニコデマス(Joshua Fields Millburn and Ryan Nicodemus)
ジョシュア・フィールズ・ミルバーンとライアン・ニコデマスの2人組、ザ・ミニマリスツ(The Minimalists)は、もっと少ない所有物でもっと意義深い生活を送ることを探求、実践するユニット。彼らのウェブサイト「TheMinimalists.com」でエッセイを発表し、世界中から200万人を超える読者を集めている。『ウォール・ストリート・ジャーナル』『USAトゥデイ』『フォーブス』『ボストン・グローブ』、CBS、NBC、FOX、NPR、ウェブサイト「Zen Habits」等多数のメディアで紹介され、これまで出版されたシンプルな生活を題材にした著作はどれもベストセラーとなっている。『Everything That Remains: A Memoir』、『The Minimalists: Essential Essays』(邦訳『minimalism──30歳からはじめるミニマル・ライフ』)、小説『As a Decade Fades』等。

[訳]
吉田俊太郎(よしだ・しゅんたろう)
翻訳家。現在は英国と日本を頻繁に行き来しながら映画や広告を中心に翻訳活動をしている。主な訳書として『映画の瞬き』『マッケンドリックが教える映画の本当の作り方』『ジェームズ・キャメロン』『マスターショット100』『マスターショット2』『映画表現の教科書』『minimalism』(フィルムアート社)、『知的会話のための英語』(ベレ出版)、『映画もまた編集である』『習得への情熱―チェスから武術へ―』(みすず書房)などがある。