「聴くこと」の意識のなかでジョン・ケージをあらたに捉えてみると、それまでのラディカルな姿が消えて、ネイチャーに目覚めた「もうひとりのケージ」が見える。自らの耳を信じ、自らの身体と自らが根ざす場所にこだわった13人のアメリカの実験作曲家たちの実践。