一人旅の学生と旅芸人一座の若い踊り子との出会いと別れ─戦前・戦後にわたり6回、映画化されている川端康成の青春の名作を、吉永小百合と山口百恵の主役で2本を監督した筆者が、日本人の心をとらえ続けてきた原作のイメージを興味深く分析して見せる。