60年代以降の日本映画のダイナミックな地下水脈を形成し、鈴木清順からロマンポルノへ至る映画的高揚を中心となって支えた鬼才・大和屋竺の全体像を一巻に集成した画期の大冊。大和屋ワールドの魅力を余すところなく捉える。