惜しまれつつ急逝した寺山修司の表題映画作品二編のシナリオに加えて、ユニークな演出ノート、映画論、詳細なフィルモグラフィーなどを収録。素晴らしいイメージの奔流によって観る者を圧倒した『田園に死す』、個人映画のなかの宝石といえる『草迷宮』が甦る。