著者の眼と心を捉えた、李朝初期以来の斥仏運動により崇高美を失い、衰退したと言われている仏教建築。宿がないときは寺の僧房に泊めてもらい、入禅、清掃、朝供と修行僧の暮らしを撮影するなかで、民衆の荒々しさのなかにある優しさ、美しさを浮き彫りにする。