塙幸枝×小川公代 「映画と障害のつながりを“ケア”するために」
『スクリーンのなかの障害』(フィルムアート社)刊行記念
「映画はどのように障害を描いてきたのか」という問いをめぐって、様々な角度から映画と障害の関係を論じた『スクリーンのなかの障害』が、昨年11/26に刊行されました。
本書の刊行を記念して、「ケア」という観点から文学を論じるだけでなく、医学史の研究もされている小川公代さんをゲストに迎えたトークイベントを開催します。
『スクリーンのなかの障害』は「障害と映画との関係」を通史的に論じるだけではなく、「コミュニケーション」や「障害の再現」、「当事者性」といった様々な観点から、障害者と健常者の関係に対して再考を促す内容となっています。
本イベントでは「ケア」という観点から本書を捉え直し、「(障害の)社会モデル」や「共生言説」といったトピックについて、おふたりが語り合います。
日時:3/31(月)19:30-
場所:本屋B&B、オンライン配信あり
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■出演者プロフィール
塙幸枝(ばん・ゆきえ)
1988年⽣まれ。成城⼤学⽂芸学部准教授。専⾨領域はコミュニケーション学、メディア論。著書に『障害者と笑い』(2018年、新曜社)、『スクリーンのなかの障害』(2024年、フィルムアート社)がある。共著に『メディアコミュニケーション学講義』(2019年、ナカニシヤ出版)、『コンテンツのメディア論』(2022年、新曜社)、『メディア・リミックス』(2023年、ミネルヴァ書房)などがある。
小川公代(おがわ・きみよ)
1972年生まれ。上智大学外国語学部教授。専門領域はロマン主義文学、医学史。著書に『ケアの倫理とエンパワメント』(2021年、講談社)、『ケアする惑星』(2023年、講談社)、『翔ぶ女たち』(2024年、講談社)、『世界文学をケアで読み解く』(2023年、朝日新聞出版)、『ゴシックと身体』(2024年、松柏社)がある。訳書に『メアリ・シェリー』(2024年、白水社)などがある。