柚木麻子×吉田恵里香
「私たちは日本のドラマによって作られてきた」
『柚木麻子のドラマななめ読み!』刊行記念
稀代のドラマ好き作家・柚木麻子さんが、時代を彩ってきた作品のエッセンスを縦横無尽に語り尽くした『柚木麻子のドラマななめ読み!』が10/26に発売されました。
国内ドラマの軌跡や、⼥性像の変遷、⽇本社会の変化(と変わらなさ)などを柚⽊さん独⾃の視点で描き、早くも重版された本書の刊⾏を記念して、『⻁に翼』や『恋せぬふたり』(ともにNHK)といった話題作を⼿がけてきた脚本家・吉⽥恵⾥⾹さんをゲストに迎えたトークイベントを開催します!
柚⽊さんが本書内で「夢中」になっていると書き、ドラマ史において重要な作品であると評している『⻁に翼』。同ドラマが描いたフェミニズム、シスターフッド、エイジングといったテーマは、柚⽊さんの作品と響き合うものです。共通点のある作品を⼿がけ、ともにドラマ好きであるおふたりが、『⻁に翼』を軸に⽇本のドラマについて語り合います。
今回が初対⾯となるおふたりの貴重すぎるトーク。たくさんの⽅のご参加、お待ちしております!
開催日時:2025年2月8日(土)11:30~13:30
登壇者:柚木麻子さん×吉田恵里香さん
販売開始:2024年12月25日 19:00
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【出演者プロフィール】
柚木麻子(ゆずき・あさこ)
1981年東京生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、デビュー。2010年、同作を含む『終点のあの子』を刊行。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。ほか著書に『私にふさわしいホテル』『BUTTER』『らんたん』『マリはすてきじゃない魔女』(絵・坂口友佳子)『あいにくあんたのためじゃない』などがある。2022年に初のエッセイ集『とりあえずお湯わかせ』を刊行。同年、作家の山内マリコとともに「原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。」と題した声明を発表する。2024年、イギリスの大手書店チェーン・ウォーターストーンズによる「今年の1冊」に『BUTTER』の翻訳書が選出された。
吉田恵里香(よしだ・えりか)
1987年神奈川生まれ。2011年放送のアニメ『TIGER&BUNNY』に共同脚本として参加した後、2013年放送のスペシャルドラマ『恋するイヴ』の脚本を担当。その後、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『生理のおじさんとその娘』『⻁に翼』といったドラマだけではなく、『TRICKSTER -江戶川乱歩「少年探偵団」より-』『ぼっち・ざ・ろっく!』などのアニメや、『ヒロイン失格』『おとななじみ』といった映画の脚本も手がけている。2022年放送のドラマ『恋せぬふたり』で、第40 回向田邦子賞を受賞。同作は吉田の手によって小説化されている。