[美術館]
東京アートミーティング第3回
「音が見える」「色が聴こえる」、こうした「リスニング/ヴィジュアルの2重感覚」を「共感覚」と言う。
20世紀初頭に始まり、1950年代以降の前衛芸術からデジタル化された現在まで、この感覚は、地下水脈のように流れ、アーティストによって作られてき た。東京都現代美術館では、これを集成し、坂本龍一を総合ディレクターに迎え、『アートと音楽 ―新たな共感覚をもとめて』として展示。
Feb. 3rd,
2013
since Oct. 27th, 2012
視覚と聴覚を横断することで可能となる表現の広がりを「新たな共感覚」として、表現の本質的な意味を照らす。
美術館の公式図録を製作。筆者に岡田温司、池上高志、若尾裕諸氏を迎え、わたしたちの時代における共感覚のあり方を紹介した。見ることと聞くことの有機的なつながりを表現した装丁は佐々木暁氏。