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脳が読みたくなるストーリーの書き方

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“心”ではなく、読者の“脳”を刺激せよ!

テーマ、キャラクター、プロットの組み立て方を脳科学の観点から指南!
脳科学、神経科学、認知心理学……ゆるぎない事実に基づく、物語創作の新しい実践ガイド。

☆デイヴィッド・イーグルマン(脳神経科学者)推薦!



☆パブリシティ掲載情報
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・「ミステリマガジン」(2017年1月号)にて、松坂健さんにご紹介いただきました。
 「物語が読者の潜在的な意識のどの部分に働きかけるかから始まる、構造分析」
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脳はストーリーをどう認識するのか? そして、どのようなストーリーに夢中になるのか?

面白いストーリーは、私たちの意識を常に集中させ、他のことに気をそらせない。つまり、ストーリーを書くうえで重要なポイントとは、「次に何が起こるか知りたい」という脳の欲求を常に引き出し続けることである。それが欠落していたら、どんな美しいメタファーも魅力的なキャラクターも、読者を満足させることはできないのだ。

小説、映画脚本、短編などの実例を参考にしながら、脳を満足させるためのストーリーの書き方を指南する。人間の“認知的無意識”が明らかにする、物語創作の実践ガイド。

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○まさか、こんな“神話”を信じて創作していませんか……?
「美しい文章は何にもまさる」
「物語で最も大事なのはプロット」
「登場人物を知る唯一の方法は、完全な経歴を書き上げること」
「感覚的な詳細描写は物語を生き生きとさせる」
「種明かしのためには、情報を伏せておくことが読者を引き込む秘訣だ」

本書ではこのような神話を退治し、脳(=読者)を魅了する物語の姿をお見せします。
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☆米国の各メディア、著名人からも絶賛の声

「出版界のベテラン、そしてテレビ界のプロとして、著者リサ・クロンはストーリーテリングを熟知している。彼女の魅力的かつ心理学的アプローチは、読者に斬新なテクニックをもたらすであろう」
──『WRITER'S DIGEST』

「毎晩、読者にページをめくり続けてもらうために、いかにして説得力のあるストーリーを作ることができるのか? その答えは、神経科学の観点から物語を説いた本書に記されている。脳科学を応用した小説家のための新しい指南書だ」
──アーニー・クーパー(詩人・小説家)

「創作者としてだけでなく、ビジネスシーンのストーリー・コンサルタントとして、私はいつも、物語構築に関わるスキルの指導方法を模索している。本書では、脳の構造を理解した方法論が物語創作において極めて有用で、インスピレーションをもたらすことを明らかにし、その基本的な原則を読者に提示している」
──マレー・ノッセル(Narativ社 創設者)

【本書で参照される作品/人物(抜粋)】
ダ・ヴィンチコード/風と共に去りぬ/百年の孤独/リプリー/ユリシーズ/アメリカン・グラフィティ/市民ケーン/ダイハード/卒業/素晴らしき哉、人生!/リトル・ミスサンシャイン/メメント/カッコーの巣の上で/めまい/羅生門/ザ・ソプラノズ/など

アリストテレス/ダン・ブラウン/レイモンド・チャンドラー/アントン・チェーホフ/エミリー・ディキンソン/アルバート・アインシュタイン/T.S.エリオット/F・スコット・フィッツジェラルド/E・M・フォースター/エリザベス・ジョージ/ゲーテ/ヘミングウェイ/ヒッチコック/デイヴィッド・ヒューム/ジョン・アーヴィング/ジェイムズ・ジョイス/ユング/エルモア・レナード/サマセット・モーム/マーガレット・ミッチェル/クリストファー・ノーラン/ハロルド・ピンター/プルースト/J.K.ローリング/シェイクスピア/など

目次

はじめに

1 読者を引き込むーー脳の潜在意識に働きかける

そもそも物語とは何か
最初の一文から読者を物語に引き込もう
読者はつねに“なぜ”を探している
最初の一ページに読者は何を求める?
読者の疑問に答えるための三つの要素
最初の一文で物語の俯瞰図を見せよう
“うまく書く”ことは二の次?

2 要点に迫るーー脳の注意をとらえる

なぜ話が脱線してしまうのか
焦点を絞ろうーー主人公の抱える問題、テーマ、プロット
テーマーー登場人物が状況にどう反応するか
物語の要点を知る方法
プロットーー主人公を動かし、テーマを明らかにする
テーマは血の通った現実に宿る
テーマがトーンを生み、トーンがムードを生む
ケーススタディーー『風と共に去りぬ』
焦点を利用しようーー不要な情報をすべてふるい落とす

3 登場人物の感情を書く

主人公の反応を伝えよう
読者をどうやって主人公に感情移入させるか
一人称で考えを伝える
三人称で考えを伝える
ヘッドホッピングーー視点は一場面にひとり
ボディランゲージーー読者が知らないことを伝える
出来事を描いたら、あとは身を引こう

4 主人公のゴールを定める

すべての出来事はゴールに従う
ゴールがなければ読者は夢中になれない
意味のあるつながりを生みだそう
ケーススタディーー『素晴らしき哉、人生!』
内面的なゴールと外面的なゴールを闘わせよう
“主人公の最大の敵”は主人公自身
ケーススタディーー『The Threadbare Heart』

5 主人公の内面の問題を掘り起こす

物語の概要は最初に作るべき?
概要は焦点を絞ろう
登場人物の経歴を書くときにやるべきこと・やってはいけないこと
概要作りのプロセスーー主人公の世界観を明らかにする

6 特定のイメージを脳に刻む

脳はまず感じ、それから考える
一般性はドーパミンの放出を抑える
曖昧なことを書いてしまうのはなぜ?
“特定の事象”が消えやすい六つの場所
感覚的な詳細描写をする三つの理由
風景を曖昧に語ってはならない

7 変化の動因となる対立を作る

人は対立を物語で楽しむ
サスペンスを生みだす対立の典型例
対立による対立――サスペンス状態を盛り上げて維持する
種明かしが成立する二つの条件
種明かしが失敗してしまうケース
手の内は全部明かすべき?

8 原因と結果で物語を展開する

“もし、その後、だから”で展開しよう
“登場人物の思考の流れを見せろ”
“有言実行”テストーー主人公に判断を迫る
原因のパワーを最大限にする
原因と結果が予測可能とは限らない
結果のない原因は読者を脱線させる
算数のテストーー各場面の関係を評価する
物語の成功は何を省いたかで決まる
“それで?”テストーー物語的な関連を評価する

9 主人公にとことん試練を与える

主人公のためを思っていじめよう
ケーススタディーー『サリヴァンの旅』
恥をかくことは、最高の成長の糧
登場人物の計画をだいなしにするためにやっていいこと・いけないこと

10 パターンを作るーー伏線から伏線回収までの道筋

そもそも伏線とは何か
脳は複数の情報を同時に処理できない
可能性を伏線で示そう
伏線と伏線回収のあいだの道筋ーー三つの交通ルール
ケーススタディーー『ダイ・ハード』

11 サブプロット、フラッシュバック、予兆を使う

絵画のように読者をあざむく
サブプロットーープロットに厚みを持たせる
サブプロットとフラッシュバックはタイミングが命
フラッシュバックの配置に失敗するとどうなるか
フラッシュバックとバックストーリーは同じもの?
原因と結果をタイミングに利用しよう
予兆ーー登場人物の制約をなくす

12 物語における作者の脳を鍛える

すべての初稿はクズ?
優れた作家は“意図性”が違う
登場人物と作者はまったく違う世界を生きている
“誰が何をいつ知るのか?”を把握しよう
フィードバック入門ーー質問を準備をしよう
批評を受け入れよう
批評を読んでタフになろう
さあ、書こう!

略歴

【著者】
リサ・クロン (Lisa Cron)

カリフォルニア大学バークリー校(UCB)卒業後、W・W・ノートン、ジョン・ミュアー・パブリケーションズと出版社で10年働いた。その後テレビ業界に入り、コートTV、ショウタイムで放映する番組のスーパーバイジング・プロデューサーなどを務める。ワーナー・ブラザーズやウィリアム・モリス・エージェンシー、ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ、アイコン・プロダクションズ、ドン・バックウォルド・エージェンシーなどのストーリー・コンサルタントもおこなっている。長年にわたり、作家、プロデューサー、書籍制作や映画プロジェクトをおこなうエージェントなどと、一対一で仕事をしている。また、アンジェラ・リナルディ・リタラリー・エージェンシーで文芸エージェントとしても働いている。現在はUCLAの文芸プログラム公開講座の講師も務める。夫、みすぼらしいが愛すべき猫二匹、いたずら好きの犬一匹とともに、カリフォルニア州サンタモニカで暮らす。
本書のサイト:wiredforstory.com

【訳者】
府川由美恵 (ふかわ・ゆみえ)

翻訳家。明星大学通信教育部教育心理コース卒業。主な訳書に、『黙示』『上海ファクター』(以上、早川書房)、『物語の法則――強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』、「アイスウィンド・サーガ」シリーズ(以上、アスキー・メディアワークス)、『作家たちの秘密――自閉症スペクトラムが創作に与えた影響』(東京書籍)などがある。

脳が読みたくなるストーリーの書き方

リサ・クロン=著|府川由美恵=訳

  • 四六判・並製|416頁|定価:2,000円+税|ISBN 978-4-8459-1608-5

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