
世界を拓くフォトグラファー
犬伏雅一・森川潔・西尾俊一 編
216ページ
四六判
1700円+税
感じていることを、考えることへ。
メディア操作されない自分なりの撮り方とは?
新しいフォトグラファーを目指す人に
贈る、シリーズ第3弾!
まなざしのなかにイメージの惰性化した文化(モード、ステレオタイプ)が錯覚として忍び込んでいることもある。写真における技術もニュートラルではない。写真のかかえる罠に抗して、あなたの初めてのイメージを鍛え上げることはできるか。――本書序文より
Preface―新世代写真術とは? [犬伏雅一]
Making―撮ることは発見すること [森川潔・西尾俊一]
構図=フォルムを選ぶ
質感、肌理、光、色
運動(ムーブメント)を撮る
危ういポジション
画面外を意識する
コンセプチュアルな写真行為
望遠レンズを使う時
画面修正する理由は?
タイトリング
出力、見せ方
フィルムか、デジタルか
Critique―撮ることは疑うこと [犬伏雅一]
瞬間=シャッターチャンスとは?
ファインダーのイン/アウト
見えるものと見えないもの
写真的記憶とは?
ドキュメンタリー=フィクション
〈私〉とは?
表象問題とは?
物語の誘惑
引用、盗用とは?
ステレオタイプ化
Style―これが、現代フォトグラファーのスタイル20 [犬伏雅一]
梅佳代
本城直季
澤田知子
蜷川実花
野口里佳
やなぎみわ
鈴木理策
畠山直哉
長倉洋海
杉本博司
宮本隆司
レイモン・ドゥパルドン
ヴォルフガング・ティルマンス
リネケ・ダイクストラ
アンドレアス・グルスキー
ウタ・バース
トーマス・ルフ
ソフィ・カル
ジェフ・ウォール
クリスチャン・ボルタンスキー
Q&A―フォトグラファーになるための20の質問 [森川潔・西尾俊一・犬伏雅一]
「木村伊兵衛賞」の受賞セレクションは的確ですか?
そこそこよく出来た、きれいなセミプロ写真が多いのはなぜ?
作品に巧妙な自意識過剰やナルシシズムが見えてしまう時は?
挨拶をしないスナップショットは失礼では?
いつがシャッターチャンスですか?
写真家と被写体の関係は?
写真の「さり気なさ」がトレンドなのはなぜ?
撮影で失敗しても、そのあと加工すればよいものになるか?
写真で人を殺せますか?
難民や被災者を撮る前に、なぜ助けないのですか?
今のエロな写真とはどういうものですか?
「人」、「私」、「風景」を撮るのではどう違いますか?
スナップで撮りまくったネガからどうやって「この一枚」を選ぶのか?
戦場で撮れば「リアル」になるのですか?
写真を撮るには体力がいりますか?
デジカメと銀塩写真はどう違いますか?
現代アートはなぜ写真を作品にするのですか?
なぜ著作権は、被写体ではなくて撮影者にあるのか?
写真は誰でも撮れるのに、なぜそれが「作品」になるのか?
どうやって撮った写真を人に公開すればいいのか?
Add―新世代のフォトグラファーをめざす人たちへ [西尾俊一]
写真を学ぶ人に贈る27冊の本
村山匡一郎 編
杉原賢彦・暮沢剛巳・前島秀国 編
瀧健太郎+編集部編
住友文彦+保坂健二朗+編集部編
仲俣暁生+編集部 編
鞍田崇+編集部 編
紫牟田伸子、フィルムアート社編集部=編
フィルムアート社編集部=編
フィルムアート社編集部=編
発売日:2014年09月29日
四六判|208頁|定価 1,700円+税|ISBN 978-4-8459-1445-6
フィルムアート社編集部=編|
椹木野衣、五十嵐太郎、蔵屋美香、黒瀬陽平、新藤淳、松井茂、荒川医、石崎尚、遠藤水城、大森俊克、金井直、川西由里、菊池宏子、櫛野展正、窪田研二、芹沢高志、竹久侑、土屋誠一、筒井宏樹、中村史子、成相肇、橋本梓、服部浩之、藤川哲、保坂健二朗、星野太、桝田倫広=著