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テーマからつくる物語創作再入門

ストーリーの「まとまり」が共感を生み出す

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もう「中身がない」とは言わせない!

プロットとキャラクターを磨くだけではまだ足りない。
互いに関連し合うストーリーの「三大要素」最後のピース、テーマについて徹底的に掘り下げたありそうでなかった執筆指南書。

小説、映画、マンガ、演劇、ゲーム、アニメーション……あらゆる物語が輝き出す。


【内容紹介】
プロットとキャラクターを一生懸命に考える人は多いのに、テーマが置き去りにされがちなのは、なぜでしょう?
これはとても残念なことです。
なぜなら、多くの意味でテーマはストーリーそのものともいえるからです。

これまでテーマは、創作法を習得することはもちろん、それについて語ることさえも難しいと考えられてきました。しかし、それは大きな間違いです。
テーマがストーリーにおいてどのような機能を持ち、プロットやキャラクターにどのような相互作用を及ぼすのかを理解することができれば「テーマとは曖昧なものだ」という考えと決別することができます。

テーマとはストーリーに統一性をもたらす着想や題材です。

プロットやキャラクターはテーマと無関係ではありません。
テーマが定まっていないストーリーでは「プロットとキャラクターはいいけど、ストーリーとしては駄作」と言われるのがオチです。
いっぽう優れたストーリーでは、これらの三大要素が一体となって共生しています。

本書はテーマの役割や機能について、そしてプロットやキャラクターとの関係についてじっくりと解説しています。
小説や映画だけでなく、マンガやゲーム、アニメーションなど、さまざまなジャンルで活用可能な本書を読めば「うまくテーマが表れますように」と神頼みすることはなくなり、自分で意識的にテーマを構築できるようになります。

《本書で学べること》
・プロットとキャラクターからテーマを生み出す方法
・脇役やサブプロットを使ってテーマを強化する方法
・テーマを説教臭くなく「鼻につかない」方法で表現する方法
・物語に最適なテーマを見極めるために考慮すべきこと
などなど

ストーリーにおけるテーマについて徹底的に掘り下げた、ありそうでなかった実践的創作術。

「鳥が先か、卵が先か」と問うように、書き手はプロットとキャラクターとを天秤にかけようとします。どちらを先に考えるべき? どちらが大切? どちらが真の名作の証?
 どれも見当違いの議論です。
 そもそも、正解などありません。一つはキャラクター主導で描く技法、もう一つはプロット主導で描く技法というだけで、どちらも正当です。それよりも重要な点は、「キャラクターかプロットか」という思考では、全体を俯瞰した時に見えるはずの「三位一体」を見失いがちになること。三角形の頂点にあるテーマは、おぼろげな存在のようでいて、パワフルです。
――本書「イントロダクション  テーマ=キャラクター=プロット」より抜粋

ためし読み

「イントロダクション:テーマ=キャラクター=プロット」のためし読みはこちら
http://www.kaminotane.com/2021/12/27/18430/

目次

イントロダクション テーマ=キャラクター=プロット

第1章 テーマとなる原理を見つける

物語のテーマとなる原理とは?
テーマとなる原理の見つけ方
暗喩としてのテーマの力
テーマを暗喩で表すための三つの質問

第2章 キャラクターを使ってテーマを作る(もしくは、その逆)

1.テーマの原理についての問い
2.内面の葛藤――その1:「噓」対「真実」
3.内面の葛藤――その2:「WANT」対「NEED」
4.内面の葛藤を二つの選択肢で表す
5.キャラクターの内面の変化とプロットの変化
テーマに沿った主人公を選ぶ

第3章 テーマをプロットで立証する

プロットは必ずテーマに関連させる
敵対勢力は主人公のテーマの主張に挑戦する
敵対勢力の種類
敵対者が主人公とつながるべき理由
三つのアークとテーマから敵対者を考える
ストーリーの中で敵対者が満たすべき四つの条件

第4章 脇役を使ってテーマを発展させる

脇役はどのようにテーマを表すか
脇役とテーマを磨く
脇役を使ってテーマを複雑に表現する
脇役を使って主人公を豊かに表現する

第5章 テーマとメッセージを区分化する

テーマとメッセージの違い
テーマに合うメッセージの見つけ方
複雑な倫理を問うには

第6章 サブテキストを深める

サブテキストの謎を解く五つのステップ
キャラクターのサブテキストを深める
セリフのサブテキストを深める

第7章 シンボリズムで意味を表現する

シンボリズムのタイプ1 小さなディテール
シンボリズムのタイプ2 モチーフ
シンボリズムのタイプ3 暗喩(メタファー)
シンボリズムのタイプ4 普遍的なシンボル
シンボリズムのタイプ5 隠れたシンボル

第8章 物語に最適のテーマを設定する

独自性のあるテーマの書き方
力強いテーマには「正直さ」が大切

第9章 初稿でテーマを描く

1.プロットとキャラクターとテーマの編み合わせ
2.主人公の目的と敵対者の目的の編み合わせ
3.主観と時間軸とプロットポイントの編み合わせ
「真実チャート」でテーマを把握する
すべての章でプロットとキャラクターとテーマを編み合わせる

第10章 読まずにはいられないストーリーを作る

表面上は何について描いているか
本質的には何について描いているか
優れたストーリーの五つの秘密(忘れやすいこと)
「重みがある」フィクションの書き方
テーマを使ってまとまりと共鳴を生む

付録 五つの主要なキャラクターアーク

すべてのアークに共通の六つの材料
ヒーロー的な二つのアーク
ネガティブな変化のアーク(三種類)
  
参考文献
訳者あとがき

PROFILE

【著者プロフィール】
K.M. ワイランド (K.M.Weiland)
アメリカ合衆国ネブラスカ州出身。インディペンデント・パブリッシャー・ブック・アワードを受賞する他アメリカ国内でその実績が高く評価されている。『アウトラインから書く小説再入門』『ストラクチャーから書く小説再入門』『キャラクターからつくる物語創作再入門』『〈穴埋め式〉アウトラインから書く小説執筆ワークブック』(以上フィルムアート社)など創作指南書を多数刊行。また作家としてディーゼルパンク・アドベンチャー小説『Storming』や、中世歴史小説『Behold the Dawn』、ファンタジー小説『Dreamlander』等、ジャンルを問わず多彩な作品を発表している。ウェブサイト「Helping Writers Become Authors」やSNSでも情報を発信中。

【訳者プロフィール】
シカ・マッケンジー (Shika Mackenzie)
関西学院大学社会学部卒業。「演技の手法は英語教育に取り入れられる」とひらめき、1999年渡米。以後ロサンゼルスと日本を往復しながら、俳優、通訳、翻訳者として活動。教育の現場では、俳優や映画監督の育成にあたる。『アウトラインから書く小説再入門』『ストラクチャーから書く小説再入門』『キャラクターからつくる物語創作再入門』『〈穴埋め式〉アウトラインから書く小説執筆ワークブック』(以上フィルムアート社)と、これまでに日本で刊行され
たK.M.ワイランドの著書すべてを翻訳している。他訳書は『ハリウッド式映画制作の流儀』『記憶に残るキャラクターの作り方』(以上フィルムアート社)など。

テーマからつくる物語創作再入門
ストーリーの「まとまり」が共感を生み出す

K.M.ワイランド=著|シカ・マッケンジー=訳

  • A5判|264頁|本体:2,200円+税|ISBN 978-4-8459-2111-9

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