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ワンダーブック

図解 奇想小説創作全書

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300 を超えるオリジナル図表とイラストが、あなたのインスピレーションと想像力を刺激する!!
世界的に著名なSF 作家にしてアンソロジスト、ジェフ・ヴァンダミアが放つ唯一無二の小説執筆ビジュアル・ガイド。

SF、ファンタジー、ホラーなど、ジャンルを超えて〈想像力あふれる〉小説を書くために必要な知識が一冊に凝縮。
インスピレーションの育み方からストーリーを構成するための実践的技術まで、本書とともにストーリーテリングをマスターするための冒険に乗り出そう!

遊び心と実用性を併せ持った小説執筆の総合ガイドがついに邦訳!!

【メディア掲載】
産経新聞8月11日号

【ためし読み】
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本書の最大の特徴である数多くの魅力的なイラストや図表たちは、 ジェフ・ヴァンダミアによる的確な創作ガイドを補足・説明するだけでなく、 想像力を刺激し、あなたに眠るクリエイティビティをより多様な方向へと導く、『ワンダーブック』のもうひとりの主役だ。 小説執筆の基礎知識を丁寧に解説しつつ、クリエイションに必須な〈遊び心〉を掘り起こす。 『ワンダーブック』は、創作という戦いに挑むあなたにとって、かけがえのない武器となるだろう。

ジョージ・R・R・マーティン(『ゲーム・オブ・スローンズ』原作者)、アーシュラ・K・ル=グウィン(『ゲド戦記』)、ニール・ゲイマン(『アメリカン・ゴッズ』)等々、世界を熱狂させる大作家たちのエッセイや実践的アドバイスも多数収録。

・英国SF 協会賞受賞
・ローカス賞受賞
・ヒューゴー賞ノミネート
・世界幻想文学大賞ノミネート
など数々の受賞(ノミネート)歴のある驚異の執筆ガイド。

『ワンダーブック』は2つの点で、よくある執筆ガイド本とは異なる。まず、イラストが文章にかわって説明をしたり、文章を補ったりすることが多い。30人を超えるアーティストが作品を提供してくれたけど、図表はどれも、ぼくのスケッチとコンセプトを基にジェレミー・ザーフォスが描いてくれた。この本には、いままでのどんな執筆ガイド本よりもわかりやすくて刺激的な(実用面でもヴィジュアル面でも)挿絵が載っている。イラストがいつでも文章のかわりになるわけじゃないけど、キーコンセプトを伝えたり、複雑なことを噛み砕いて単純にしたりするうえで、とても有用だ。きみのクリエイティビティも魅了できるといいんだけど。

 次に、ジャンルを問わず新人・中堅作家の助けになるといっても、『ワンダーブック』のデフォルトの設定は写実主義(リアリズム)ではなくファンタジーにしてある。たいていの執筆ガイド本は写実小説をデフォルトにしていて、ファンタジーはストーリーテリングのほかのジャンルから切りはなされている感じだ。もし、きみがファンタジー、ホラー、SF、マジックリアリズム、不条理主義や超現実主義(シュルレアリスム)といったジャンルで書いているなら、この本を読んで、ふるさとに帰ったような気分になってもらえると思う。それ以外のジャンルであっても、ありふれたテーマへの新しい見かたに気づくだろう(ぼくが語る基礎の基礎をしっかり身につけるだけでなく)。〈リアルな〉フィクションと〈ファンタジックな〉フィクションには、概念、理論、実践において、たいした違いがないことにも。きっと、ストーリーテリングへのあらゆるアプローチをとおして〈想像力あふれる〉作品と出会うはずだ。

――本書「この本の特徴」より抜粋

PROFILE

【著者プロフィール】
ジェフ・ヴァンダミア(Jeff VanderMeer)
1968年ペンシルヴェニア州生まれ。フロリダ大学在学中に短篇集を出版、その後、クラリオン・ワークショップで創作を学んだ。2001年に発表した短篇集City of Saints and Madmenで一躍注目を集め、長篇Veniss Underground(2003)は、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞ほか各賞の候補となった。アンソロジストとしても知られており、米ジャンル・フィクション界のキーパーソンの一人である

【訳者プロフィール】
朝賀雅子(あさが・まさこ)
奈良県生まれ。事務職を経て、フリーランスでWebライティングの仕事をはじめる。2015年、文芸翻訳を学びはじめ、翻訳家の田村義進氏に師事する。本書がはじめての訳書となる。
Twitter ID:mskasg

目次

まえがき
ようこそ
この本の特徴
構成と使いかた
ガイド・キャラクター
ワンダーブックナウ・ドットコム
旅路

 <インストラクショナル・アート>
 サイエンス・フィクションの歴史
 ノベル・マウンテン:発見の類型学

第1章:インスピレーションとクリエイティブな人生
 空想遊びの大切さ
 ファンタジーと想像力
 想像力のアウトプット
 傷あるいはとげ
 インスピレーションのインプット
 想像力という不思議

 <インストラクショナル・アート>
 インスピレーション:アウトプット
 インスピレーション:インプット
 
 <エッセイ>
 “女神(ミューズ)” 文=リッキー・デュコーネイ
 “もしそうだったら:神秘という美しさ” 文=カレン・ロード
 “作家の障壁” 文=マシュー・チェイニー
 
 スコット・イーグルに注目

 <ライティング・チャレンジ>
 不条理なきっかけ

第2章:ストーリーの生態系
 物語という生命体
 フィクションの構成要素
 構成要素のさらなる探求
 視点
 対話
 描写
 スタイル
 大小の成分
 ストーリーの要素の複雑な関係
 想像力ごとの役割

 <インストラクショナル・アート>
 行動中の対話
 スタイルへのアプローチ
 ストーリーのライフサイクル
 
 <エッセイ>
 “視点:主観的VS客観的と放浪(ロービング) 文=ニック・ママタス
 “解説を考える” 文=キム・スタンリー・ロビンソン
 “メッセージについてのメッセージ” 文=アーシュラ・K・ル=グウィン

 <ライティング・チャレンジ>
 質感・トーン・スタイル

第3章:はじまりと終わり
 魅力的なオープニング
 良いオープニングの要素
 はっきりさせないとき
 悪いオープニングとは?
 長編小説のアプローチ:『フィンチ』
 『フィンチ』への異なるアプローチ
 スタイル、トーン、そして声
 『フィンチ』を短編小説にするなら
 オープニングの終わり
 エンディングのはじまり
 予想と要素
 エンディングでのしくじり
 『フィンチ』のエンディング
 エンディングの終わり

 <インストラクショナル・アート>
 コンテキストを広げる
 ミスター・オッド・プレゼンツ:オープニング
 ストーリー・フィッシュ
 ミスター・オッド・プレゼンツ:記憶に残る書きだしの一節
 物語へのドア
 目を光らせる:『フィンチ』のオープニング
 『フィンチ』オープニング:分析
 トーンとスタイルの調整:『フィンチ』のメモリーホールを例に
 ストーリー中盤
 矢と標的:『ペンギンと謎の女』
 ミスター・オッド・プレゼンツ:結びの一節

 <エッセイ>
 “『アメリカン・ゴッズ』のはじまり” 文=ニール・ゲイマン
 “エンディングのチャレンジ” 文=デジリナ・ボスコビッチ

 <ライティング・チャレンジ>
 「クラーケン!」―どこからはじめる?

第4章:物語のデザイン
 プロット
 構成
 シーン創り
 ペース:ビートと進行
 シーンのはじまりと終わり
 反復と埋没
 シーンの延長と削除
 シーンの挿入
 映像メディアの応用
 何を強調しないか
 妨害と混濁
 時間の役割

<インストラクショナル・アート>
 ナチュラル&ドラマティックなシーン:ストーリーVSシチュエーション
 プロット図表
 プロット・トカゲ
 人生はプロットにあらず
 プロットのしかけ
 イアン・M.バンクス『武器の使用』の構成
 アンジェラ・カーター『フォール・リヴァー手斧殺人』の構成
 ウラジーミル・ナボコフ『レオナルド』の構成
 思いがけない結びつき:ベン・メトカーフ『アゲインスト・カントリー』とエイモス・チュツオーラ『やし酒飲み』
 ミスター・オッド・プレゼンツ:構成
 ビートの検査
 フレッド・ザ・キラー・ペンギンVSデンジャー・ダック
 可能性の手、因果関係の目
 シーン削除:飛行船事故
 インターカッティング・シーン:島での闘い
 フレイVS料理人:『ゴーメンガースト』のアクション・シーン
 シーンの科学
 
 ネディ・オコラフォに注目
 
 <ライティング・チャレンジ>
 ありきたりなプロットを超えて
 

第5章:キャラクター描写
 キャラクター描写の種類
 誰を書くべきか?
 キャラクターを知る
 避けるべき失敗
 もっと深みとニュアンスを
 キャラクター・アーク
 
 <インストラクショナル・アート>
 主人公/敵:揺れる天秤
 国王とカバ:完全型VS単調型
 ミスター・オッド・プレゼンツ:キャラクター・クラブ
 『 エネルギーと感情の転移』
 物の秘密の生命
 キャラクター・アークの種類
 ジョーゼフ・キャンベルの単一神話のメキシカン・レスラー版?
 ゼロに逆戻り

 <エッセイ>
 “他者を書く” 文=ローレン・ビュークス
 “ゼロに逆戻り” 文=マイケル・シスコ

 スタン・リトレに注目

 <ライティング・チャレンジ>
 ひとととしての動物
 脇役

第6章:世界構築
 世界観VSストーリー観
 うまくいく設定の特徴
 リスクとチャンス
 世界の不思議

 <インストラクショナル・アート>
 『われらが空想世界のすべて』
 言語と世界観

 <エッセイ>
 “みんなが知っていること” 文=キャサリン・M・ヴァレンテ
 “物語の地図の役割:『ヒーローズ』” 文=ジョー・アバクロンビー
 “小さくても注目すべき宇宙の合成について” 文=チャールズ・ユウ

 デイヴィッド・アントニー・ダラムに注目

 <ライティング・チャレンジ>
 浮遊都市の調査

第7章:改稿
 改稿とは何か?
 草稿創りの戦略
 ファンタジー作家への問い
 組織的テスト
 ステップ1:アウトラインの見なおし
 ステップ2:キャラクターの調査
 ステップ3:段落レベルでの編集
 きみのプロセス:肝に銘じておくこと
 最初の読者を選ぶ
 フィードバックを取りいれる
 ひらめきを殺すな

 <インストラクショナル・アート>
 改稿のチャート
 グランヴィルのキャラクター・サークル「グランヴィル社の幽霊」
 動物群像:避けるべき最初の読者
 修正が必要かもしれないストーリー・フィッシュ
 よみがえりの物語

 <エッセイ>
 “改稿にまつわる考察” 文=レヴ・グロスマン
 “わが道を見つける” 文=カレン・ジョイ・ファウラー

 ピーター・ストラウブに注目
 
 <ライティング・チャレンジ>
 ゆるやかに変容していく
 
 <補足のワークショップ>
 著者からの手紙
 LARP&ライティング 文=カリン・ティドベック
 執筆のテクニック:インタビュー=ジョージ・R・R・マーティン
 共有する世界:合作ストーリーテリングの恩恵
 アヒルを探せ:コンセプチュアル・アートとあなた
 文=ロージー・ワインバーグ
 コミックスと有機的な衝動 文=テオ・エルズワース
 最大の効果を得るためのシーン挿入: チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『アメリカーナ』
 ゴーメンガースト:フレイVS料理人「夜半の流血」アクション・シーン
 『ノーマル』:ファースト・シーン
 『全滅領域』の全滅:小説から映画へ
 ホワイトディア・テロワール・プロジェクト
 物語への慣習にとらわれないアプローチ

 <追加のライティング・エクササイズ>
 共喰いと遠慮:目の前のストーリーを見つける
 骨格を盗む:ゴルディロックスと3つの骨組み
 原因と結果:手押し車のシカ、切断された指、めちゃくちゃな友人の原

 見つけた歴史:すべてが個人的
 感覚器の体験:GO!
 第4の目がもたらす光を味わえるか?:五感を超えて探る
 空想のモンスターときみ:奇怪なのは何? どう書く?
 カサンドラ・N.レイルシーの忘れられた作品
 『レオナルド』の変化形
 ファンタジー作家の進化の段階

クリエイター・バイオグラフィ&謝辞
クレジット一覧

お詫びと訂正

本書につき下記の訂正がございます。ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

15頁1行目
誤)受容とは、単なる情報以上の取りいれではない。
正)受容とは、単なる情報の取りいれではない。

ワンダーブック
図解 奇想小説創作全書

ジェフ・ヴァンダミア=著|朝賀雅子=訳

  • B5判|384頁|本体 3,600円+税|ISBN 978-4-8459-1804-1

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