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ハリウッド式映画制作の流儀

最後のコラボレーター=観客に届くまで

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脚本がスクリーンにかかるまでのコラボレーションの過程が1冊でわかる!

アーロン・ソーキン(脚本家)、リチャード・D・ザナック(プロデューサー)、ロン・ハワード(監督)、スティーヴン・スピルバーグ(監督)、ロビン・ウィリアムズ(俳優)、メリル・ストリープ(俳優)、ラッセル・クロウ(俳優)、フェルディナンド・スカルフィオッティ(美術)、マリリン・ヴァンス(衣装)、ケン・ローストン(VFX)、ウォルター・マーチ(編集)、ハンス・ジマー(音楽)……作品を輝かせる名匠たちの言葉から、映画制作の知識と喜びを学ぼう



2000本以上の脚本に関わってきたスクリプト・コンサルタントの著者が、映画制作のあらゆる知識をまとめたのが本書。脚本家、プロデューサー、監督、俳優、美術、撮影監督、メイク、編集、作曲家……さまざまなスタッフが関わり、映画がどのように形作られていくかが1冊でわかります。また、出来上がった作品をどのように「最後のコラボレーター=観客」に届けるのかについても語られています。

脚本家のアーロン・ソーキンやアルヴィン・サージェント、監督のギレルモ・デル・トロやロン・ハワード、オリバー・ストーン、スティーヴン・スピルバーグ、俳優のロビン・ウィリアムズやメリル・ストリープ、ラッセル・クロウといった優れたクリエイターやスターによって、映画作りというコラボレーションの様子が明かされていきます。

また、プロデューサー(リチャード・D・ザナック、ゲイル・アン・ハード)、プロダクション・デザイナー(フェルディナンド・スカルフィオッティ)、衣装デザイナー(マリリン・ヴァンス)、メイクアップ・アーティスト(ピーター・ロブ・キング)、VFXアーティスト(ケン・ローストン)、エディター(ウォルター・マーチ、ジョー・ハッシング)、作曲家(ハンス・ジマー、ビル・コンティ)といった、普段あまり表に出ない「裏方」たちの声もたっぷりと収録しています。

さらに、『E.T.』『いまを生きる』『永遠に美しく…』『エイリアン』『刑事ジョン・ブック 目撃者』『ジュラシック・パーク』『JFK』『ゼロ・グラビティ』『ターミネーター』『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『テルマ&ルイーズ』『ドライビング Miss デイジー』『裸の銃を持つ男』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ブラックパンサー』『プラトーン』『プリティ・ウーマン』『ラストエンペラー』『レインマン』『ロジャー・ラビット』といった名作の裏話も多数紹介しています。

ロン・ハワードとラッセル・クロウがタッグを組み、第74回アカデミー賞で作品賞を含む四冠に輝いた『ビューティフル・マインド』の関係者総勢13人が、制作の様子を振り返るコンテンツも収録。

その道のプロのさまざまな言葉によって、映画制作の内側を楽しみながら学べる本書。これを読めば、映画の奥深さをよりいっそう味わえるはずです。

【ためし読み】
◎脚本家はどうやってアイデアをひらめくのか
『ハリウッド式映画制作の流儀』から学ぶ物語のつくり方


【メディア掲載】
★産経新聞 2020年8月30日号 にて短評が掲載されました!
「映画をより深く味わうための貴重な視座を与えてくれる」

[本文インタビュー部分より抜粋]

作家スティーヴン・キングの言葉を借りれば「すべての歌はすでに歌い尽くされている」。だから、もうやり尽くされているんだ、と認めればいい。そうすれば、その歴史を受け継ぎながら、自分たちで新しいものを生み出そうとしていける。それしかできないんだよ。すごく古い昔話を新しい声で語ることしか。僕たちの仕事は無からリアリティを生み出すこと。真実を求めて世界で一番大きな嘘をつくんだ。(ギレルモ・デル・トロ)

ボートに乗って、観光客がめったに訪れない島々に行く機会がありました。漁師たちが丸木舟で漁に出るようなところです。村に発電機が一台あって、月に二、三回、テレビやビデオレコーダーの電源を取るそうです。そんなのどかな村の人々がみな『ターミネーター2』を観たことがあると聞いて、私は怖くなりました。(中略)私一人では負うことができない責任の大きさを感じたし、プロデューサーとしての影響力に対する見方が変わりました。映画の影響が及ばない場所は、ないに等しいと思っています。(ゲイル・アン・ハード)

監督の仕事の九十五パーセントは脚本とキャスティング。それがうまくいけば、後は黙って撮影するだけでいい。(ロン・ハワード)

役柄の幅なんてないわ。『なぜこの役を選びましたか? どこに惹かれましたか?』とインタビューで尋ねられても、何か言えたためしがないもの。女優には色とりどりの役がいつだって用意されていて、青やオレンジ、赤、緑、イエロー、暗い赤、朱色——そして私はオリーブ色を選んだわ、なんて……あり得ない。私はいい脚本に惹かれるの。議論やドラマ、感覚や感情がたくさんある主人公を演じたい。自ら行動を起こす人物よ。誰かの恋人役ではなくて、主体性のある主役を演じたい。(メリル・ストリープ)

「ロッキーのテーマ」を作った時はもちろん、誰かの顔をパンチする気分だね! 映画が形になってきたら、僕らは感情を特定のスタイルに落とし込む。メロディーや楽器、音の質感を使ってね。人間である限り、みな感情が分かち合えるはずなんだ。僕が悲しくなる曲を書き、それを聴く人も泣いてくれたら嬉しいね。僕らの商売は人を怖がらせ、わくわくさせ、笑わせ、孤独や躍動感を感じさせること。僕らは音楽家。それが仕事なんだ。(ビル・コンティ)

この業界にいると、あっという間に消耗するし、取り囲まれて、リアルな体験から切り離されてしまう。日々の暮らしや人とのつながりを絶対に忘れてはいけない。その方が人としていられるし、仕事を通して人間性を表現することができる。出演者やスタッフとのコラボレーションももちろん大事だが、普通の人づきあいをやめてはいけない。アーティストとして街に出て、人とふれあい、日常的な体験をすることだ。それができてこそ恐怖や不安、欲望、喜びが描けるのだから。(オリバー・ストーン)

目次

イントロダクション

第1章 脚本家 ドゥ・ザ・「ライト」・シング
第2章 プロデューサー 長い年月を駆け続ける
第3章 監督 ビジョンを行動に移す
第4章 俳優 「見知らぬ人々の好意が頼り」
第5章 裏方 セットを支える人々
第6章 エディター 映像を見る目
第7章 作曲家 感情を解釈する
第8章 観客 最後のコラボレーター

CLOSE UP 『ビューティフル・マインド』ができるまで
 脚本家 アキヴァ・ゴールズマン
 プロデューサー ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード、カレン・ケーラ
 監督 ロン・ハワード
 俳優 ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー
 プロダクション・デザイナー ウィン・トーマス
 撮影監督 ロジャー・ディーキンス
 メイクアップ・アーティスト グレッグ・キャノン
 VFXアーティスト ケビン・スコット・マック
 エディター マイク・ヒル、ダニエル・ハンリー
 作曲家 ジェームズ・ホーナー

発言者一覧・索引
訳者あとがき

PROFILE

[著]リンダ・シーガー(Linda Seger)
ハリウッドで活動するスクリプト・コンサルタント。映画やテレビ番組を中心に、2000本以上の脚本に関わり、映画監督ピーター・ジャクソンや小説家レイ・ブラッドベリのアドバイザーを務めた経験を持つ。また、映画脚本に関する書籍を多数執筆しているほか、米国アカデミー賞協会をはじめ、世界30ヵ国以上で脚本術の講義やセミナーを行っている。主な著書に『サブテキストで書く脚本術』や『アカデミー賞を獲る脚本術』(ともにフィルムアート社)、『ハリウッド・リライティング・バイブル』(フィルムアンドメディア研究所)などがある。

[訳]シカ・マッケンジー(Shika Mackenzie)
関西学院大学社会学部卒。「演技の手法は英語教育に取り入れられる」とひらめき、1999年渡米。以後ロサンゼルスと日本を往復しながら、俳優、通訳、翻訳者として活動。教育の現場では、俳優や映画監督の育成にあたる。訳書は『魂の演技レッスン 22 』、『“役を生きる” 演技レッスン』、『監督と俳優のコミュニケーション術』、『演出についての覚え書き』、『俳優のためのオーディションハンドブック』(フィルムアート社)他。

ハリウッド式映画制作の流儀
最後のコラボレーター=観客に届くまで

リンダ・シーガー=著|シカ・マッケンジー=訳

  • A5判・並製|344頁|定価:2,200円+税|ISBN 978-4-8459-2001-3

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