情報社会を知るクリティカル・ワーズ

田畑暁生=編
発売日
2004年4月
本体価格
1,800円+税
判型
四六判・並製
頁数
248頁
ISBN
978-4-8459-0460-0
Cコード
C0030
備考
品切

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情報化する社会を知るための用語集。情報社会と現代思想の両方を射程に入れ、思想系、芸術系の用語を積極的に取り上げた。ほぼ10年を単位として、その時代背景と思想とを描き出した概説と、その時代を代表すると思われる用語および人名から成っている。

目次

第1章 50年代まで 第二次大戦終結から冷戦へ 軍事と結合した〈情報科学〉の誕生
エントロピー ジャーナリズム フォーディズム 社会調査 「書きますわよ」 ウォルター・リップマン クロード・シャノン フリードリヒ・ハイエク 中井正一…など

第2章 60年代 大型コンピュータの全盛期、情報社会論とマクルーハン学説の台頭
パラダイム ファジー理論 イライザ 暗黙知 「宴のあと」裁判 ユルゲン・ハーバーマス 吉田民人 ウォルター・オング ギー・ドゥボール ヘルベルト・マルクーゼ…など

第3章 70年代 高度経済成長とその矛盾、ME化、ロボット化、情報化の始動
脱工業社会 ノラ・マンク報告 虚構の時代 弱い紐帯 ウォークマン ヒューバート・ドレイファス イヴァン・イリイチ ナム=ジュン・パイク ハーバート・A・サイモン ウンベルト・エーコ…など

第4章 80年代 世界保守化、バブル経済、ポストモダニズム、〈高度情報化社会〉の到来
ポスト・フォーディズム 写真の哲学 中国語の部屋 場所感覚の喪失 パノプティコン 情報様式 アンソニー・ギデンズ ジャン=フランソワ・リオタール 村上泰亮 ティモシー・リアリー…など

第5章 90年代 バブル崩壊、インターネットの普及と電子コミュニケーション時代
ソーカル事件 仮想戦争 ヒトゲノム計画 2ちゃんねる 出版不況 クリッパーチップ メディオロジー デヴィッド・ライアン ビル・ゲイツ スコット・ラッシュ…など

第6章 2000年初頭 サイバーテロと新しい監視社会の出現  9・11以降の世界
ITバブル カメラ付きケータイ ブログ 監視社会 バイオメトリクス サイバー犯罪条約 迷惑メール防止法 高齢化社会…など